お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(31歳)が、3月30日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。「親は子どもから目を離すな」という声に、「子育てできる自信がない」と正直な想いを語った。

番組はこの日、子どもが窓やベランダから転落する痛ましい事故について注目し、家の中の安全対策を紹介。

EXIT・りんたろー。は「親になる時は全員が“親の1年生”。何をどのように気を付ければいいのかわからないし、そもそも注意するという発想がないかもしれない」とコメントした上で、「いつか親になることを望む身としては、対策を学びたいしパートナーとも共有したい」と話した。

兼近も「一瞬たりとも子どもから目を離さないってことは絶対にできないと思うので、このようなニュースを見ると、子育てする自信を無くしてしまう。不安になってしまった」とした上で、「自分は奇跡的に事故に遭わなかったから、今ここに座っている。でも、“奇跡”じゃなくて、当たり前に大人になれるような世の中にしないといけない」と話した。

現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生は「『24時間365日、子どもから目を離すな』という指摘は不可能なのでズレていると思うが、目を離した隙に事故が起こることは事実。だからこそ、目を離せる環境づくりが必要で、まずは自宅の窓に補助鍵をつけることから始めて欲しい」とコメント。

また、「『大丈夫だろう』と目を離すと何かが起きる。『こんなことでもしてしまうだろう』という考えの中で、子どもを見ていかないといけない」と話すと、兼近は「僕は小学生の頃から、幼稚園児の妹の面倒をみていて、子どもだけで家にいる環境が当たり前だった。それは親も『なんとかなるし、これまでも大丈夫だった』という環境で育ってきて、自然にそう考えていたから。そういう人たちは自治体から家の中の危険性を記した冊子を渡されても、成功体験が邪魔をして見ないはず。僕は『なんとかなってきた』という考えは怖いから、子育て講習みたいなものを義務化すべきだと思う」と提案した。