3月13日からマスクの着用が個人の判断に委ねられることになり、少しずつコロナ前の状況に戻り始めている日本。そんな中、飲食店に設置されるアクリル板に関しては、「意外な理由」から継続を求める声があるようで…。
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■コロナ禍で当たり前の光景に
アクリル板は、コロナの流行当初から受付カウンターや飲食店などで導入されており、周知の通り口から出る飛沫感染対策のため設けられている。
レストランや居酒屋に行くと、隣の席や厨房に立つ店員との間に透明な板がある光景が当たり前のように見られる。「ノーマスク解禁」をはじめ、コロナ関連の規制が緩和しているが、アクリル板の撤去は各自治体で対応が異なる。
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■ネット上でも意見分かれる
アクリル板を今後も設置するかどうかに関しては、ネット上でも意見が分かれている。「マスク外すなら、アクリル板必要なんじゃない?」「テーブル席はいらないと思うけどカウンター席にはほしい」「コロナ対策関係なしに飲食店のカウンター席にあるアクリル板は続けてほしい」など、賛成派の意見が見受けられる。
一方で、「家族と行く時とかクソ邪魔なのでいらない」「邪魔、不衛生、話が聞こえづらい。早くなくしてくれ」「コロナ何類でもいいけどまだ飲食店のアクリル板は必要なんでしょうか」など、疑問を呈する声も…。
■「どちらの意見ももらう」
店側も、今後アクリル板を付けるか否か頭を悩ませているようだ。都内の居酒屋で働くAさんが語る。
「お客様からはどちらの意見もいただきます。『お酒を飲むと声が大きくなるから付けてほしい』という人もいれば、『話し声が聞こえないからなくしてほしい』という人もいます。コロナ当初は“いる派”が多かったのですが、最近は“いらない派”が増えている印象ですね」(Aさん)。
少しずつ日常を取り戻す中で、客の意識も変化しているのかもしれない。
■一人客からは好評
アクリル板継続を求める人の中には、感染対策ではなく、「別の理由」をあげる人もいるようだ。
「お一人で飲みに来るお客様からは『隣の人に話しかけられたくないから付けてほしい』という意見をいだだきます。お一人で来る方の中には、他のお客様と交流したい人もいますが、静かにゆっくり飲みたい人もいます。アクリル板があると、隣の人同士話しにくくなるので、一人の時間を満喫したいお客様からは好評なんですよ」(前出・Aさん)。
記者も一人で飲むのが好きなのだが、極度の人見知りゆえ、あまり隣の人に話しかけられたくないので、この気持ちは理解できる…。
前出のAさんは、今後については「未定」としつつ、「アクリル板で仕切りがあると落ち着けるのか、コロナ前よりお一人で来られる方が増えた印象です。そういうお客様のために、カウンター席のアクリル板は残してもいいのではないかと考えています」と話す。
今後、飲食店のアクリル板は感染対策以外で効果を発揮するかもしれない。
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