レオパルト2」の新規生産か、はたまた弾薬生産という線も。

会談の内容は不明 でも現地メディアは…

ウクライナ大統領府は2023年3月30日ドイツの防衛関連企業であるラインメタルのアーミン・パッパーガーCEOらとウォロディミル・ゼレンスキー大統領が直接会談を行ったと発表しました。

ゼレンスキー大統領は、会談においてラインメタル社やドイツによるウクライナ支援の姿勢に感謝の意を表すとともに、民間企業レベルでの協力の現状とその将来性について突っ込んだ議論が交わされたそう。また将来、ウクライナの安全保障体制を強化することになった場合には、より一層のパートナーシップ強化と深化を求めることを伝えたといいます。

なお、2023年2月にラインメタルのパッパーガーCEOはドイツ政府が承認すれば、ウクライナへ最新型戦車KF51「パンター」を供与する可能性があると述べています。彼はウクライナにKF51を供与するのはドイツ政府の承認が必要だと前置きこそしたものの、もし承認されたなら、15か月から18か月で生産を開始できるほか、ウクライナに生産ラインを設立する用意があるとまで明言しています。

現時点では、ゼレンスキー大統領とパッパーガーCEOのあいだでどのような内容の話し合いが行われたかは不明ではあるものの、ウクライナドイツの一部メディアなどは3月4日にラインメタル社がウクライナ国内のどこかに戦車工場を建設するための交渉を同国政府とすでに始めており、今回の訪ウはその一環ではないかと報じています。

ラインメタルが発表した新戦車KF51「パンター」(画像:ラインメタル)。