体重23キロ超の犬をバックパックに入れ、米ニューヨーク地下鉄に乗った女性がSNSを騒がせている。女性が背負っているのは真っ白でフワフワの被毛を持つ「サモエド」という犬種で、当時の動画をTikTokに投稿したところ、3日間の再生回数が370万回を超えた。キュートな話題を米ネットメディア『New York Post』などが伝えている。

ニューヨークに住むジャッキー・ ホーナングさん(Jackie Hornung、24)は、露シベリア原産の犬種「サモエド」のオスの“ルミ(Lumi)”を飼っている。ルミとはフィンランド語で「雪」を意味し、その名にふさわしく真っ白な被毛が愛くるしい。

そんなルミが先月、ニューヨーク地下鉄に乗車し、ジャッキーさんが当時の動画をSNSに投稿したところ大きな注目を集めた。

ルミはジャッキーさんが背負うバックパックの中にすっぽりと収まっており、前脚をジャッキーさんの両肩にのせ、モフモフの白い被毛に覆われたキュートな顔で周りをキョロキョロ見回している。

ジャッキーさんは「バックパックの中でルミはとても静かにしているの。ああして移動するのが大好きなのよ」と明かし、ルミを背負っている理由についてこう説明した。

ニューヨーク地下鉄に乗る時は、犬をバッグに入れなければならないの。だからルミをバックパックに入れているのよ!」

実はニューヨーク地下鉄やバスを運営している「ニューヨーク州都市交通局(MTA)」では「動物はバッグなどに入れない限り、車内に持ち込むことはできない」という規定を設けており、「他の乗客に迷惑をかけないように」とまで書かれている。つまりジャッキーさんはこのルールに従って行動したのだった。

そしてこの動画には、「犬は地下鉄に乗るべきではない。飼い主や乗客を噛むことだってあるからね」「MTAの規定が曖昧だから、こういう人が出てくるのよね」「バックパックはきつくて、犬は快適でないのでは?」「ちゃんと訓練されている犬なら問題ないわ」「まるでクマのような犬ね!」「キュートだし、ちゃんとルールを守っているところが素敵!」「サモエドは本当に美しい犬」「犬は楽しそうよ。笑顔だもの」といったコメントが寄せられた。

ちなみにルミは、TikTokに4.6万人超、Instagramに2.2万人のフォロワーを持ち、ジャッキーさんはルミのことを“小さなクマ(little bear)”と呼んでいる。

現在1歳半のルミは体重52ポンド(約23.6キロ)、体高2フィート(約61センチ)とかなりの大きさで、ジャッキーさんは「50ポンド(約22.7キロ)以上の犬を背負うのはかなりの重労働なのよ」と語る。ただバックパックは、犬の脚が押しつぶされたりしないようにゆとりがあるそうで、ジャッキーさんは「バックパックの底はしっかりしていて、犬が自然にお座りできるようになっているの」とルミにとって快適であることを強調し、笑顔でこう続けた。

「ルミと一緒にバックパックで外出すると、たくさんの人がルミを優しく撫でてくれるの。ルミはそうされることが大好きだし、このバックパックはますます出番が増えそうよ!」

画像は『littlebearlumi 2023年3月29日付TikTok「Replying to @mjaucrame」、2023年3月30日付TikTok「long leg lumi」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト