
桜の花が咲くと、花見のごとく桜の枝にやってくる鳥たちがいる。よく見ると花をついばんでいるような・・・。鳥たちはどのような食べものを、どのようにとって、どのように食べているのか。食べものの対象や種類だけでなく、採食、捕食の流れが鳥の形態や生態も含めて見えてくる『鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑』(小宮輝之監修、カンゼン・東京)が4月4日に発売される。
微生物、藻類、植物、動物や昆虫。ミミズやゴカイ、カニにザリガニ、そのほかの陸生生物や水生生物、魚類、は虫類、鳥類、ほ乳類。鳥の食べものには動物質と植物質があり、食の対象はその種や暮らす環境によって異なるが、実に広範囲で多彩だ。くちばしや足や翼など、食べものをできるだけうまくとるためにさまざまな変化を遂げてきた。
一般にはあまり知られていない食性、食べもののとり方や食べ方。自然界のつながりが凝縮された、鳥たちの謎多き食卓事情が分かる一冊だ。税込み1870円。

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