アメリカから、長年連れ添ってきた夫婦が血縁関係にあったというニュースが届いた。2016年に結婚10年目を迎えた夫婦が家系図について調べていたところ、DNA鑑定を受けた結果、いとこ同士であることが明らかになったという。夫婦には3人の子供がいるが先月、その事実をTikTokで公開したところ拡散され、大きな反響を呼んだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

米コロラド州デンバー在住のセリーナ・キニョーネスさん(Celina Quinones)と夫ジョセフさん(Joseph)は結婚10年目を迎えた2016年、実はいとこ同士であることが判明した。

夫婦は結婚当初、血縁関係にあることを知らなかったといい、3人の子供がいる。先月、その事実をTikTokで公開したところ瞬く間に拡散され、大きな反響を呼んでいる。

セリーナさんは投稿の中で、事実が発覚した経緯についてこう語った。

「2006年に結婚した私たちは、何も考えずに3人の子を授かりました。でも2016年に自分たちの家系図を調べていて、DNA鑑定を受けた結果、いとこ同士ということが判明したのです。そのことが分かった時にはすでに子供たちがいたので、『私たちは血が繋がっているみたい…それでも一緒にいてよいのかしら…まさかこんなことになるとは…』とショックを受けたと同時に、本当に怖くなりました。幸いなことに子供たちはとても健康で、手足の指も10本ずつ揃っています。」

また別の投稿では、ジョセフさんとの関係について次のように明かしている。

「親戚同士であることを全く知らなかった私たちは、婚約から4か月後に結婚し、もう17年も一緒に過ごしています。なので血が繋がっていることを理由に、これまで私たちが築いてきた素晴らしい家庭を崩壊させるつもりはありません。ジョセフは今も、そしてこれからも私のすべてなのです。」

この衝撃的なカミングアウトに、ユーザーからは「顔がそっくりなのにどうして親戚だと気づかなかったんだろう?」「いとこ同士だと分かってからも一緒にいるなんて気持ち悪い」「世界中にはたくさんの人がいるのに、自分の親戚とデートするなんて…とても奇妙だね」「あり得ない。これはSNSで公開することではないのに」など批判的なコメントが寄せられた。

しかしセリーナさんは「他人の意見に左右されて、親戚だと知らなかったという理由で離婚して、子供たちに両親としてもう一緒にいられないなんて言うはずがありません。私たちは永遠にいとこ同士であり、夫婦であり、恋人のままなのです」と述べている。

セリーナさんによると、夫妻の出身地であるコロラド州ではパートナーが親戚同士であることはそれほど珍しくないそうだ。そのため他のカップルが嫌な思いをしないように、彼女は次のように呼びかけている。

「私たちの祖先は“へレラ(Herrera)”という名字です。コロラド州はとても広いように見えますが、実はそれほど大きくはありません。そしてコミュニティが緊密であるためほぼ全員が知り合いで、誰かと血が繋がっていることが本当に多いのです。親戚同士で結婚したくないのであれば、DNA鑑定を受けることをおすすめします。」

画像は『The QS(Realtor & Writer) 2023年3月7日付TikTok「Replying to @dez.i.er」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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