4月7日(金)よりスタートするドラマ24「シガテラ」(毎週金曜深夜0:12-0:52、テレビ東京系)のオープニングテーマ&エンディングテーマが同時解禁され、原作漫画の大ファンだというTHIS IS JAPAN、忘れらんねえよがそれぞれ担当することが分かった。また、同作のキービジュアルが公開された。

【写真】「シガテラ」オープニングテーマを歌うTHIS IS JAPAN

原作は、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」「ヒメアノ~ル」などを手掛ける漫画家・古谷実による同名作。いじめられっ子の高校生が送る“日常”と、その中に潜み平穏を侵略する“非日常”を描いた青春サスペンス。

主人公のいじめられっ子・荻野優介を連ドラ初主演の醍醐虎汰朗、荻野の恋人となるヒロイン・南雲ゆみを関水渚が演じる他、長谷川慎(THE RAMPAGE)、吉原怜那(ダウ90000)、丈太郎、三浦理奈らフレッシュな若手キャストが個性豊かなキャラクターを演じる。

■オープニングテーマとエンディングテーマが決定

オープニングテーマは、破壊力のあるライブパフォーマンスを武器に活躍の場を広げ、2020年にメジャーデビューを果たした4人組オルタナティブロックバンド・THIS IS JAPANの「このディストーション」に決定。

原作漫画の愛読者でもあるメンバーの杉森ジャック(Vo./G)が書き下ろしで制作し、THIS IS JAPANの魅力の一つでもある杉森のラウドな歌声とバンドサウンドが、奥底にある熱をかき立てる楽曲となっている。

エンディングテーマは、結成15周年を迎えるロックバンド・忘れらんねえよの「知ってら」に決定。ピアノの旋律から始まる同楽曲は切なくも美しく、夕日に照らされる公園で撮影されたエンディング映像とともに物語を優しく締めくくる。

■THIS IS JAPAN・杉森ジャック(Vo./G)コメント

(「シガテラ」に)初めて出会ったのは学生の頃。まだこのバンドを組む前であり、「これから何しよう…」と悩んでいた頃でした。そんな自分を励ますでもなく絶望させるでもない、平熱の希望を「シガテラ」はくれました。機会に恵まれ、あの頃より大人の自分で再会できた事に感謝します。

「このディストーション」は、人生の歪みや不条理…そんな毒を飲み込み生きているし、それでも生きていく事は希望だなと思い書きました。オープニングテーマということもあり、自分と同じようなシガテラファンの皆さま、そして新たに出会う皆さまをより作品の世界へといざなえたら幸いです。

忘れらんねえよコメント

「シガテラ」は特別な漫画です。古谷先生の作品は全て読んでおりますが、最も感情移入し、心を突き動かされたのが「シガテラ」です。好きすぎて3回、全巻そろえました。(広めたすぎて2回、人に全巻プレゼントした)

僕は、素晴らしい作品を作ってくださる漫画家の先生を心の底から尊敬しています。漫画は何度も、本当に何度も、僕の孤独に寄り添ってくれました。だから、今回「シガテラ」という大切な漫画に音楽をささげるにあたり、僕が持っている全てを、込めさせていただきました。これ以上の曲は書けんです。これが僕の全てです。何卒よろしくお願いいたします。

■インパクト大のキービジュアルが完成

キービジュアルのコンセプトは「違和感」。なんか不安、なんか不吉、なんか心配、なんかうまくいかないなど、青春期の漠然としたさまざまな「なんか」を、普通のようで違和感のあるビジュアルで表現。

デザインを担当した金森理恵は「青空も爽やかなはずなのに“なんか”不穏で、向き合っている2人も“なんか”変な違和感がある。ちょっと不穏な雰囲気や違和感が、これから始まる物語の入り口になればと思いました」とコメント。これから始まる、ただ幸せなだけではない青春の物語を予感させるビジュアルとなっている。

■「シガテラ」イントロダクション

平凡でさえない高校生・荻野優介(醍醐虎汰朗)は、友人の高井貴男(丈太郎)とともに同学年の谷脇(長谷川慎)からいじめられていた。

地獄のような学校生活だが、荻野にはバイクに乗りたいという夢があり、教習所代やバイクを買うための資金を稼ぐためにアルバイトを始める。初めて自分の意志で行動し、充実感を味わう日々でもあった。

さらには、密かに思いを寄せている同じ教習所に通う南雲ゆみ(関水渚)とも急接近。二人は付き合うことになる。

一方、止むことのないいじめに耐えかねた高井は谷脇への復讐(ふくしゅう)を着々と進めていた。谷脇の元には高井がネットを通して知り合った“森の狼”と名乗る者から脅迫状が届く。

幸せを手に入れたばかりの荻野の周りに、“日常”をむしばむさまざまな“非日常”が次々と襲い掛かる。

「シガテラ」のキービジュアルが公開された/(C)「シガテラ」製作委員会