イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏が、トッテナムの監督人事に疑問を呈した。

今シーズンはタイトル獲得を目標にシーズンインしながら、プレミアリーグでは首位アーセナルに22ポイント差をつけられての暫定4位に甘んじるトッテナム。国内外のカップ戦からはすべて敗退して無冠が確実となっただけでなく、最低限の目標とされた4位以内の確保すら危うくなりつつある。

また、3月18日に行われたプレミアリーグ第28節のサウサンプトン戦後には、アントニオ・コンテ監督が選手やクラブ上層部へ対して暴言を連発。これを問題視したクラブは26日に双方合意の下での契約解消を発表し、後任にそれまでアシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏を暫定指揮官として据えた。

しかし、ステッリーニ暫定監督の初陣となったプレミアリーグ第29節のエバートン戦では、数的優位を活かせず終盤に失点を許してのドロー。これにより、2試合消化試合が少ない5位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点で並んでおり、トップ4陥落が濃厚となっている。

イギリススカイ・スポーツ』でエバートン戦を振り返ったキャラガー氏は、ステッリーニ暫定監督に後任を託したクラブの判断を疑問視。戦術面で違いを作れておらず、選手が疑問に感じている可能性も指摘した。

「ステッリーニがコンテの後任となるのはおかしいと思う。監督を解任しながら、同じポリシーを貫くアシスタントコーチは残すなんて理解できない。すべてが同じなら、アントニオ・コンテを残したほうが良かっただろう」

「それでも、今後2、3シーズンにわたって監督を託せる人物が見つからない限り、クラブがステッリーニから代えるとは思わない。もし、シーズンが終わる前に(ユリアン・)ナーゲルスマンを招へいできるなら、もちろんそうして来シーズンの準備期間にするだろうがね」

トッテナムアントニオ・コンテがあの記者会見をするまで、彼を追い出す予定はなかったのだろう。だが、準備は常にしておくべきだった」

「ファビオ・パラティチはコンテの退任についてインタビューで答えており、ステッリーニの維持は正しいことだと話していた。だが、選手の考えはまったく異なっている可能性があり、この段階で受け入れられていないかもしれない。彼らが今置かれているのは、簡単な立場ではないのだ」

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