ABEMAオリジナル恋愛番組『恋する♥週末ホームステイ』(以下『恋ステ』)の新シーズン『恋する♥週末ホームステイ 2023春~Sweet Orange Memory~』が、3月7日より放送されている。

(参考:【写真】西野未姫の弟・じょうしん

 本番組は、遠く離れた場所に住む高校生たちが、限られた期間のなかで恋に落ちる様子を追いかける恋愛リアリティショー。今回は、関東男子と関西女子が、2週間の特別な週末ホームステイを過ごしている。

 以下より、第5話の見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。

・親友と好きな人が被った……恋愛も友情も維持する秘訣は?

 今回、いちばん注目を集めているのが、いちか(木場苺花)×ここな(久保湖波)のライバル関係。まさか、同じ高校に通う仲良しコンビの好きな人が被ってしまうなんて……。しかも、『恋ステ』はふつうの恋愛とはちがい、意中の相手に会えるのは週末のみ。限られた時間だけで愛を伝えなければならないので、親友だからといって遠慮はしていられない。じょうしん(西野成真)をめぐるトライアングルデートでも、いちか & ここなは激しい恋のバトルを繰り広げていた。

 それでも2人は、“それはそれ”、“これはこれ”、としっかり割り切っている様子。じょうしんの前では正々堂々と戦うライバルになるけど、彼がいない時は元の親友同士に戻る。「(じょうしんとの)身長差やばない?」「好きって感じ」なんて惚気話をし合っているのだ。事情を知らない人が聞いたらただの恋バナだが、2人とも同じ異性のことを話しているのが面白い。

 いちか & ここなが気まずくならなかった理由は、やっぱりすべてをさらけ出しているからだと思う。中途半端に気持ちを隠していたら、ここまで“ネタ”っぽくすることはできなかったはず。好きな人が被ったことさえも、2人共通の“ネタ”に変えてしまったからこそ、一緒にいる時間を奪われたことも奪ったことも、笑って話すことができたのだろう。「2ショットしてる時に、割り込んでくるし!」などといじり合える関係で、本当によかった。

 そんな2人に奪い合われているじょうしんは、いちか・ここな・りん(池ノ上りん)の間で揺れ動いているようだ。りんを選んだら、いちかとここなの友情に亀裂が入らなくてすむ。しかし、りんはしおん(市原志音)とそうた(小田颯太)からも想いを寄せられているため、じょうしんにとってはどちらにせよ波乱の展開になりそうだ。実姉・西野未姫から、「会えない時間が恋を生む」とアドバイスを受けていたじょうしん。次の週末が来るまでの5日間、いちばん“会いたい”と思う相手は誰なのか。

・男子メンバーの恋心に火をつけるのは、グイッと引き寄せる手繋ぎ?

 前回の早朝デートで、一気に距離が縮まったたすく(前川佑) & えみり(湯淺えみり)。トライアングルデートでの雰囲気もよく、「この2人、成立しそうだなぁ……」と思っていた。だが、たすくに想いを寄せるまりん(橋本真林)は、このまま散るわけにはいかない。会えない間に少しでも印象づけるように、さまざまなアピールをしていく。

 そのなかでも、いちばんたすくの心を奪ったのは、グイッと引き寄せる強引な手繋ぎだった。えみりと話しているところに割り込み、「ちょっとだけいい? 時間」と強引に連れ去っていく。そして、「1週間空くけど、ちゃんと考えてほしい」とまっすぐに伝えたのだ。一か八かの行動だが、たすくには刺さったようで、「意識しなくとも、絶対考える。(印象が)変わりました」と照れた表情を浮かべていた。

 同じく、じょうしんの恋心に火をつけたのも、いちかの強引な引き寄せ。じょうしんの腕をグイッと引っ張り、「じょうしんくんしか見てないから、来週もういっぱい誘います」とここなの目の前で“宣戦布告”をしたのだ。これまで、ここなとりんのことしか頭になかったじょうしんだが、「思い切り食らいました。その場面で、気持ちが上がっちゃったというか、気になっちゃった」といちかに好意を抱くように。関西女子のグイッと引き寄せる手繋ぎが、男子メンバー2人の心を動かした。

 いよいよ次週は、9人で過ごす“最後の週末”が始まる。会えない5日間、意中の相手とビデオ通話できる権利を手にしたのは、一体誰なのだろう。それぞれの恋が、もっとも動く回になりそうだ。

(文=菜本かな)

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