4月7日(金)、ピースボートが3年ぶりに横浜港から出航します。1,400名を乗せ、77,441トンのパシフィック・ワールド号で行う、コロナ後初の日本発着の地球一周クルーズです。ピースボートが40周年を迎える今年、ピースボートの船旅は、人と人とのつながりを結び直し、顔の見える国際交流を通して、平和を訴え続けます。4月7日(金)には横浜で、4月8日(土)には神戸で、それぞれ記者会見を行います。

今回のクルーズで特に力を入れるのがウクライナ避難民への人道支援です。ロシアウクライナへの軍事侵攻を開始して以降、一般社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)は、ウクライナの人たちと連絡をとりながら、これまでに多くの皆様から寄せられた寄付金など総計1億5000万円を活用し、現地で人道支援活動を行っているパートナー団体を支援してきました。
ピースボート災害支援センターによるウクライナ支援募金活動の様子
今回のクルーズには、ピースボートクルーズの船長としてこれまでに1万人を超える日本の人たちを世界に連れて行った、ウクライナオデッサオデーサ)出身のビクター・アリモフ船長が名誉船長として乗船します。船内でも募金活動を行い、集まったお金と支援物資は、クルーズ参加者がギリシャから本船を一時離脱し、ルーマニアの支援団体に直接届けます。
4月4日にピースボートにてアリモフ船長を迎え、ウクライナから避難する経緯や近況について伺う交流会を行いました
ルーマニアを訪れる参加者は、アリモフ船長の避難先である港町のコンスタンツァにも立ち寄り、当地で暮らすウクライナ避難民から直接話を聞く予定です。市民同士の対話と交流、そしてそこからうまれるニーズに即した具体的な支援こそが、まさに今求められています。これ以外にも、クルーズが寄港する世界各地で、ウクライナの人々と交流し、平和を訴えていきます。
ウクライナ国内での支援物資提供の様子
これ以外にも、本クルーズではメキシコスリランカパナマピースボートUPA国際協力プロジェクトを通して文房具 や楽器、スポーツ用品などの支援物資を届けます。また、4月20日には洋上でしか観ることのできない金環皆既日食を観 測予定です。
皆様から送っていただいた支援物資とともに(ピースボートセンターふくおか)
出航を前に横浜、神戸にて下記の通り記者会見を行います。ぜひ、取材をご検討ください。

ピースボート出航記者会見(横浜)
日時:2023年4月7日(金)10:00~10:45
場所:横浜港大さん橋客船ターミナル 屋上広場 ※雨天時はターミナル内会議室T3にて行います。
発言者:
ビクター・アリモフ(ピースボート名誉船長、ウクライナ出身)
高橋和夫(国際政治学者、放送大学名誉教授)
植草夏海(大学生 / 本船からルーマニアを訪問予定)
畠山澄子(ピースボート共同代表)
吉岡達也(ピースボート共同代表)

出航式を12:20から本船デッキと岸壁側(記者会見と同じ場所)にて行い、その後、13:00に出航予定です。
出航式や出航の様子も撮影可能です。
※コロナ感染症対策により、お客さまの乗船手続きが遅れる場合がございます。当日、記者会見場にて正確な時間をご案内いたします。

オンライン視聴先(横浜)https://youtube.com/live/vCym3NfF5cs?feature=share

ピースボート出航記者会見(神戸)
日時: 2023年4月8日(土)16:30~17:00
場所: 神戸ポートターミナル 3階送迎デッキ

発言者:
ビクター・アリモフ(ピースボート名誉船長、ウクライナ出身)
畠山澄子(ピースボート共同代表)
吉岡達也(ピースボート共同代表)

【発言者プロフィール】
ビクター・アリモフ / Viktor ALYMOV
1953年8月29日生まれ。ウクライナオデッサオデーサ)出身。2009年から2019年まで、ピースボートクルーズの船長を務める。今回のクルーズには名誉船長(Commodore)としてシンガポールまで乗船予定。ウクライナ侵攻後は隣国のルーマニアに避難。現在は妻と孫娘とともにルーマニアの港町・コンスタンツァで避難生活を送っている。

高橋和夫 / TAKAHASHI Kazuo
1951年10月15日生まれ。国際政治学者、放送大学名誉教授。世界情勢をわかりやすい言葉で話してくれる国際政治学者で、ニュース番組からワイドショーまで、解説者として数多くのテレビ番組に出演。世界の複雑な問題を鋭く、かつ分かりやすく解説してくれる講座は、毎クルーズ人気が高い。著書に『アラブイスラエル/パレスチナ問題の構図』(講談社現代新書)、『イスラム国の野望』(幻冬舎新書)、『中東から世界が崩れる/イランの復活、サウジアラビアの変貌』(NHK出版新書)、『イランvsトランプ』(ワニブックスPLUS新書)など。
「高橋和夫の国際政治ブログ」 https://ameblo.jp/t-kazuo

植草夏海 / UEKUSA Natsumi
2000年6月28日生まれ。千葉県出身・在住。大学2年生(休学中)。約2年半前に大学の友人の紹介でピースボートを知り、ピースボートセンターとうきょうのボランティアスタッフとして1年ほど活動。海外旅行が好きで、大学在学中にたくさん旅行をする計画を立てていたが、コロナ禍で断念。今回の船旅を本当に楽しみにしている。

畠山澄子 / HATAKEYAMA Sumiko
1989年5月29日生まれ。ピースボート共同代表。ペンシルベニア大学早稲田大学非常勤講師。ケンブリッジ大学政治・社会学部卒業、ペンシルベニア大学大学院博士課程修了(科学技術史)。専門は核のグローバル史、科学技術と社会論。共著に『Navigating Disarmament Education: The Peace Boat Model(「軍縮教育 ピースボートの方法論」[英語書籍] )』『殺人ロボットがやってくる!?軍事ドローンからロボット兵器まで』(合同出版)。TBS「サンデーモーニングコメンテーター

吉岡達也 / YOSHIOKA Tatsuya
1960年11月25日生まれ。ピースボート共同設立者、共同代表。大阪出身。1983年早稲田大学在学時にピースボートを設立。以後40年にわたり、草の根の国際交流を通した平和活動に携わる。国連によるイニシアティブである武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ(GPPAC)の国際運営団体の設立メンバーであり、現在は理事長を務める。著書に『殺しあう市民たち - 旧ユーゴ内戦・決死体験ルポ』(第三書館)、『9条を輸出せよ! - 非軍事・平和構築の時代へ』(大月書店)など。

ピースボート地球一周の船旅 2023年4月 Voyage114」について
2023年4月7日(金)~2023年7月23日(日)[横浜発着108日間]
2023年4月8日(土)~2023年7月24日(月)[神戸発着108日間]
・訪問地 22寄港地
・総乗客数 約1400名
・最高齢 97歳 最年少 1歳
・乗客の出身国・地域 日本、台湾、中国、香港、マカオ、韓国、マレーシアシンガポール、タイ、ポルトガルフィリピンカナダオーストラリアイギリス、アメリカなど
オデッサオデーサ)やヘルソンなど、ウクライナ出身のクルーが5名乗船中

パシフィック・ワールド号について
●総トン数:77,441トン ●全長:261.3m ●全幅:32.25m ●喫水:8.1m ●乗客定員:2,419m
●運航会社:シーホークコーポレーションリミテッドインク

配信元企業:ピースボート

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