6日、女子フィナリッシマ2023のイングランド女子代表vsブラジル女子代表が行われ、1-1で120分間が終了。PK戦の末、4-2でイングランドが初代女王に輝いた。

女子ユーロ女王とコパ・アメリカ・フェメニーナ女王が対戦する新たなカップ戦。2022年に男子で復活したものだが、女子で初めて行われた。

女子ユーロ2022を制したイングランドと、コパ・アメリカフェミニーナを制したブラジルの一戦。ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた。

試合は23分にホームで戦うイングランドが先制。右サイドを崩すと、ルーシー・ブロンズがボールを持ち内側のジョージア・スタンウェイへパス。スタンウェイはニアゾーンへのスルーパスを出すと、駆け上がったブロンズがグラウンダーのマイナスクロス。最後は、エラ・トゥーンがダイレクトで蹴り込み、イングランドが先制した。

鮮やかな崩しから先制したイングランド。スタンドに集まった観客も大きな盛り上がりを見せることに。その後、試合巧者のイングランドがゲームをコントロール。リードを保ったまま試合を終えようとしていた。

しかし、後半アディショナルタイム3分にドラマが。同点に追いつきたいブラジルが攻め込むと、ボックス右からアドリアーナがシュート性のクロス。これをGKメアリー・アープスがキャッチして終了かと思われたが、なんとファンブル。これを途中出場のアンドレッサ・アウベスが蹴り込み、奇跡の同点劇となった。

衝撃的な同点劇となった中、試合はPK戦へ。イングランドは2人目のトゥーンがGKにセーブされて失敗。ブラジルがリードを奪うが、ブラジルの2人目タミレスのシュートを、ミスから失点したGKアープスもセーブで応じる。

するとブラジルの3人目のラファエレのシュートはクロスバーを直撃し失敗。その後は互いに失敗せず、イングランドが土壇場に追いつかれるもPK戦の末に逃げ切り、初代女王に輝いた。

イングランド女子代表 1(4PK2)1 ブラジル女子代表
イングランド
エラ・トゥーン(前23)
【ブラジル】
アンドレッサ・アウベス(後48)


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