エバートンからベシクタシュにレンタル中の元イングランド代表MFデレ・アリ(26)が一時的なチーム離脱を認められたようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。

トッテナム時代はイングランド代表の中心格だったデレ・アリ。ただ、練習態度を巡ってお叱りを受けたり、当時のジョゼ・モウリーニョ監督と軋轢が生じたりと、次第に問題児ぶりの方がクローズアップされるようになり、最後は構想外となってエバートンに放出された。

エバートンでもピッチ内の活躍は乏しく、加入からわずか半年後の昨年8月にベシクタシュへ1年レンタル。ここでもシェノル・ギュネシュ監督から戦術理解度の低さ、態度の悪さを咎められ、ある時には「現状ではプレーするに値しない」とまで言われる始末。今年1月にはベシクタシュがレンタルの打ち切りを懇願していると伝えられた。

また、ギュネシュ監督は先月にも「デレ・アリが練習を無断欠勤した」と発言し、デレ・アリはSNSで「ケガの診察のためだ。クラブの許可を得ている」と反論。イギリススカイ・スポーツ』によると、現在は一時的なチーム離脱が認められ、エバートンの本拠地で医療スタッフとケガの状況を共有しているという。

ケガの全治は不明なものの、今シーズン中に戦列復帰しても「ギュネシュ監督のチームの一員ではない」とのこと。再起をかけたトルコへの1年レンタルだったが、指揮官との関係が破綻したまま終わってしまうようだ。

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