プレミアリーグ第30節、サウサンプトンvsマンチェスター・シティが8日にセント・メリーズ・スタジアムで行われ、アウェイのシティが1-4で勝利した。

前節、ホームでリバプールに4-1の完勝を収めてリーグ4連勝を飾った2位のシティ。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのバイエルン戦を控える中、最下位のサウサンプトンとのアウェイゲームに臨んだ。

今シーズンのEFLカップで敗れた相手にリベンジを図りつつ、CLバイエルン戦に弾みを付けたいペップのチームはリバプール戦から先発1人を変更。アルバレスに代わって負傷明けのハーランドを起用した。

立ち上がりからボールを握って押し込むシティは、開始5分にグリーリッシュが得意のボックス左から最初の枠内シュートを放つ。以降はグリーリッシュの個人技や巧みな連携でポケットを取って際どい折り返しでチャンスを作る。

一方、粘り強く守ってカウンターを狙うサウサンプトンは16分にビッグチャンス。相手CKを撥ね返し、広いスペースでボールを受けたスレマナが相手陣内を独走。だが、DFアケの寄せに気圧されたかボールタッチを誤ると、うまく間合いを詰めたGKエデルソンに処理された。

アケの好守で失点を回避したシティだが、このプレーをきっかけにホームチームに勢いを与えてしまい、序盤のように一方的に押し込む形に持ち込めない。

前半半ばから終盤にかけても攻めあぐねる状況が続いたアウェイチームだったが、チームが誇るホットライン開通で前半の内にゴールをこじ開けた。45分、左サイドを起点とした波状攻撃からデ・ブライネの正確な左クロスをゴール前にタイミング良く走り込んだハーランドが頭で合わせた。なお、デ・ブライネはこのアシストプレミアリーグ通算100アシストとなった。

苦しみながらも1点リードで試合を折り返したシティは、後半に勢いを持って入る。51分、グリーリッシュの仕掛けからボールを引き取ったギュンドアンがボックス左に持ち込んでファーポストを狙ったシュート。だが、これはわずかに枠の右に外れる。

56分にストーンズとマフレズを下げてウォーカー、ベルナルド・シウバを同時投入したシティは、この交代直後に決定的な2点目を奪い切る。

58分、自陣右サイドからウォーカー、ベルナルド・シウバハーランドデ・ブライネと流れるようにパスを繋いで左サイドのスペースに飛び出したグリーリッシュにボールが渡る。ボックス内に持ち込んでの左足シュートGKバズヌに弾かれるが、こぼれ球を右足で蹴り込んだ。

グリーリッシュの2試合連続ゴールで勝利に近づいたペップのチームは、ここから余裕を持ってプレー。そして、幾つかの決定的なシーンを経てエースに驚愕のゴールが決まる。

68分、カウンターから左サイドのスペースに抜け出したグリーリッシュがボックス付近で浮き球のクロスを上げると、これにボックス右で反応したハーランドバックステップを踏みながら打点の高い左足のバイシクルシュートを叩き込み、今季リーグ戦のゴール数を「30」の大台に乗せた。

これでハーランドがお役御免となりアルバレスを投入したシティは、同じタイミングで投入されたジェネポとマーラのコンビに見事な連携から72分に一矢報いるゴールを奪われる。

だが、直後の74分にはボックス内に抜け出したデ・ブライネが倒されて得たPKをキッカーのアルバレスがきっちり決めてグリーリッシュに続く2試合連続ゴールとし、すぐさま点差を3点に戻した。

その後、ロドリとアケを下げてセルヒオ・ゴメスフィリップスの投入で試合をクローズにかかったシティは、これ以上失点したくないホームチームの守備的な戦い方に合わせてリスクを冒すことなくタイムアップを迎えた。

そして、EFLカップで敗れたセインツにきっちりリベンジを果たして5連勝を達成したシティは、首位アーセナルプレッシャーをかけると共にバイエルン戦へ良い弾みを付けた。

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