サレルニターナ所属のメキシコ代表GKギジェルモ・オチョアに対し、セリエAの複数クラブが関心を寄せているようだ。9日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在37歳のオチョアは昨年12月にクラブ・アメリカメキシコ)からサレルニターナにフリートランスファーで加入し、延長オプションの付随した半年契約を締結した。加入後すぐさま正GKに定着すると、ここまで公式戦12試合にスタメン出場。鋭い反応で好セーブを連発し、チームを最後方から支えている、データサイト『sofascore.com』によると、同選手はここまでの12試合で「50」ものセーブを記録しているという。

 今回の報道によると、インテルがオチョアの動向を注視しているようだ。元カメルーン代表GKアンドレ・オナナが正守護神に君臨しているインテルだが、同選手に対してはチェルシーマンチェスター・Uなどからの関心が明らかに。また、元スロベニア代表GKサミール・ハンダノヴィッチとの現行契約は6月末で満了を迎える。こうしたことから、インテルは夏の移籍市場でのGKの補強を検討中。セリエAで改めて実力を証明したオチョアにも関心を寄せているという。

 なお、インテル以外にも複数のセリエAのクラブがオチョアに関心を寄せているという。来る夏の移籍市場に向けて、今後も多くのクラブが同選手の動向を注意深く見守ることとなりそうだ。また、サレルニターナもオチョアのここまでの活躍を高く評価しており、同選手との契約延長を希望。新契約を提示する可能性も低くはないようだ。去就が不透明となっているオチョアだが、『アス』によると同選手は正GKとしてのプレーを強く望んでいるという。

 37歳となった現在でも、際立ったパフォーマンスを発揮しているオチョア。果たして衰え知らずのメキシコ代表守護神はこの夏にどのような決断を下すのだろうか。

サレルニターナで活躍中のオチョア [写真]=Getty Images