中村倫也が、4月11日に都内で開催された映画「宇宙人のあいつ」の完成披露上映会に出席。共演の伊藤沙莉日村勇紀(バナナマン)、柄本時生、飯塚健監督と共にトークを展開した。中村は結婚後初の舞台あいさつ登壇ということで、MCや共演者から祝福を受けると、恐縮しながら笑顔で感謝を述べた。

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■結婚祝福に笑顔「ありがとうございます」

3月25日に日本テレビの水卜麻美アナウンサーと結婚したことを発表した中村。翌週27日に水卜アナがMCを務める「ZIP!」(日本テレビ系)にて「妻の職場へごあいさつ」というていでサプライズ出演すると、水卜アナと仲むつまじいやりとりを繰り広げ、視聴者をほっこりさせた。

舞台あいさつでは、「元気ですかっ!」とアントニオ猪木氏ばりの掛け声で会場に問い掛けるも、拍手のみのリアクションだったことで「声出しOKということで、『元気です』って聞こえるかなと思って…」と少し寂しそうにしていると、日村から「もう1回やってみます?」と促され、再度「元気ですかっ!」と大きい会場に呼び掛ける。会場から「元気で~す!」の声が返ってくると「感動で胃酸が出ています」と、独特の表現で喜びを表した。

そしてMCから「あらためまして結婚おめでとうございます!」と祝福され、会場からは大きな拍手が。中村は「笑っていいとも!」のタモリよろしく拍手を“指揮”しようとすると、日村が「どうぞ(おめでとうと)言ってください!」と観客に呼び掛け、中村は慌てて「今、僕『いいとも』やろうとしてたんです」とピシャリ。

それならばと日村の掛け声で再び観客が息ピッタリに“拍手締め”をするも、なぜか中村は指揮を途中でやめてしまい、「これ好きなんですよ。15年ぐらいやっているんです」とニヤリ。あらためて祝福の声を受け、「ありがとうございます。すみません。すみません!ありがとうございます」と恐縮しながら感謝した。

また、日村によると現場はとても和やかで、4人も本当のきょうだいのように仲良くなったという。中村の結婚発表の際には「結婚した、となったら一気にグループLINEが動いたもんね。ブルブルブワーって! おめでとう!おめでとう!おめでとう!ってね」と体全体を使ってその様子を再現し、中村は「グループLINEを体でやる人初めて見た」と大笑いしていた。

そんな中村は、作品にちなんで登壇者の中で誰か1人と宇宙に行くなら誰?という質問に「僕は監督です。どうせ行くなら何か撮りたくないですか?せっかくだから『宇宙に行ったあいつ』を撮ってもらう」と理由を説明。

しかし、伊藤は柄本を、柄本は日村を、日村と飯塚監督は伊藤を選ぶという展開に、中村は「ちょっと待って、主演誰にも選ばれてない…」とポツリ。「この映画大丈夫か?誰か気を使えるだろ…」と苦言を呈し、一同を爆笑させていた。

■宇宙人・日出男によるエイリアンコメディー

中村が主演を務める「宇宙人のあいつ」は、23年間も真田家の4きょうだいの次男・日出男として家族になりすましてきた宇宙人が、地球を離れるまでに残された3日間の中で、人間としてやり残したことに奮闘するエイリアンコメディー。飯塚監督が脚本・演出を務める完全オリジナル作品だ。

中村は真田家四きょうだいの次男・日出男として家族になりすましてきた訳アリな宇宙人を、伊藤がしっかり者の長女・想乃、日村が真田家の親代わりの長男・夢二、柄本が頼りない三男・詩文を演じる。

映画「宇宙人のあいつ」は、5月19日(金)より全国公開。

◆取材・文・撮影=ブルータスシーダ(STABLENT LLC)

映画「宇宙人のあいつ」で主演を務める中村倫也/※ザテレビジョン撮影