波瑠が“ズボラ女子”、高杉真宙が“家事力最強男子”を演じる4月12日(水)スタートの“水10”ドラマ「わたしのお嫁くん」(毎週水曜夜10:00-10:54※初回は夜10:00-11:09、フジテレビ系)の制作発表が4月11日に都内で行われ、波瑠と高杉の他、2人の同僚役で出演する前田拳太郎が登壇。撮影の感想や現場の雰囲気、役作りなどについて語った。

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■“家事力最強男子”が“ズボラ女子”の嫁に!

本作は、仕事を完璧にこなし、同僚たちからも憧れの存在でありながらも“ズボラ女子”の一面をもつ主人公・速見穂香(波瑠)が、あることをきっかけに、会社の後輩で家事が圧倒的に得意な“家事力最強男子”山本知博(高杉)を嫁に迎えるという“社会派ラブコメディー”。原作は「Kiss」(講談社)で連載中の柴なつみによる同名コミック。

■波瑠「“お嫁くん”っていないのかな…」と切望

主人公の速見を演じる波瑠は「抜けた部分とバリキャリな部分がある人を演じるのは、結構頭を使います」と話し、速見が暮らす“汚部屋”での撮影では「山本くんが部屋に来るシーンのとき、ヘアクリップを外して置いたら、一晩でヘアクリップがなくなりました」と、部屋にある物の中に紛れてしまったことを告白した。また、速見の部屋で許せないことについて、「台所のシンクに、洗い物じゃなくて関係ない物がたまっているんです。袋に入れればいいのに、ゴミをシンクに入れちゃっている。うっ…と思いましたね(笑)」と率直な感想を明かした。

さらに、波瑠は「片付けは得意ではないのですが、(家に)イヌがいて、いたずらされちゃうので片付けるようにはしています。(速見の部屋だったら)イヌ見失いますね(笑)」と、普段の家の様子についても言及。高杉も、自身の部屋は「(自分の中で)上限があって、やばいなと思ったら片付け始める。普段はあまりきれいではないですね」と語るが、速見の部屋については、「足の踏み場が本当にないんですよ。居心地は良くなかったですね」と、桁違いだったことを明らかにした。

■高杉「(山本のように)凝った料理を作ってみたい」

料理に関しても「全く…」だという高杉。自身とほぼ正反対の山本を演じてみて、「家事に対して自信を持てそうな気がします。(自分は)家事が得意な方ではないので、(劇中で山本が作る)料理も、よく作れるなと思いながらやっています」と話し、もし自分が“家事力最強男子”だったら作ってみたい料理はという質問に、「みそ汁を作るシーンが多く出てくるのですが、山本くんは家事の神、“家事神”なので、だしをかつお節からとったりする。そういう凝った料理を作ってみたいですね」と願望を語った。

また、家事が好きか聞かれた波瑠は、「誰かがやってくれるなら任せたいです。“お嫁くん”っていないのかなと思っています。“お嫁ちゃん”でもなんでもいいです!」といい、そんな“お嫁くん”に任せたい家事として、「お風呂が沸いていたら、すごくうれしい」とコメントした。

■前田「(月9との)ギャップを見せられたら」

一方、速見と山本が勤める大手家電メーカー営業部の“あざとかわいい”新入社員・花妻蘭を演じる前田は、自身の役について、「原作を読んだのですが、かわい過ぎて驚きました。白黒の漫画からキラキラが飛んでくるくらい、まぶしいキャラクターです。(速見)穂香さんに憧れを抱いていて、山本くんの恋のライバル的な要素もあるので、楽しみにしていただけたらなと思います」と、花妻をアピールした。

前田は、3月まで放送されていた“月9”ドラマ「女神の教室〜リーガル青春白書〜」(フジテレビ系)で、苦学生の水沢を演じていた。今作では、「(演じているのが)誰か分からなくなるくらい、ギャップを見せられたらいいなと思います」と意気込み、「家で鏡を見ながら、どういう手の動きをしたらかわいいのかなと研究しました。鏡の前で日々練習して、家を出る前にも練習しています」と役作りについて語った。そんな前田が演じる花妻に対して、波瑠は「圧倒されますね。漫画から出てきたようにキラキラ。まばたきが止まらなくなる。まぶしいです」と、そのかわいさを絶賛した。

■撮影は「同志のように、みんなで頑張っているような感じ」

また、現場の雰囲気について、波瑠は「監督が女性で、若い世代の方が多いので、アットホームというか、同志のように、みんなで頑張っているような感じです。優しさもあるし、熱さもあるし、ここのみんなのためにもっと頑張りたいなと思う、そんなチームです」とコメント。高杉も共感し、「ワイワイと、この作品らしいさわやかな現場で撮影させていただいています」と明かした。そして、前田は「おうちのように居心地が良い空間です。僕は人見知りなのですが、お2人が話しかけてくれて、現場の空気も作ってくださっているので、のびのび撮影させていただいています」と、波瑠と高杉への感謝を口にした。

最後に、波瑠は視聴者に向け、「頑張りきれない自分を受け入れたくなるような…そんな自分もひっくるめて頑張っていくぞと、背中を押せるドラマになっているんじゃないかなと思います。ぜひ、今の時代を頑張る皆さんに見ていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

「わたしのお嫁くん」の制作発表に登壇した高杉真宙、波瑠(写真左から)/※ザテレビジョン撮影