チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、レアル・マドリーvsチェルシーが12日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが2-0で先勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

レアル・マドリー採点

(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 クルトワ 6.5
前半にフェリックスの決定機やオウンゴールになりそうなピンチを見事な反応で阻止。古巣相手に安定したゴールキーピングを披露

DF
2 カルバハル 6.5
試合終盤のククレジャへのラフプレーはいらなかったが、先制点の起点となる正確なフィードに加えて安定した繋ぎや守備で勝利に貢献

3 ミリトン 6.5
前半開始直後のピンチでフェリックスにうまく圧力をかけた。幾度かハイラインの背後を突かれた中で無理の利く守備で相手を抑え込んだ

4 アラバ 6.5
センターバックと左サイドバックでプレー。コンディションは途上も巧みなプレーリードと技術の高さで危なげないパフォーマンスだった

12 カマヴィンガ 6.5
序盤にカードをもらったものの、攻守両面でアグレッシブプレーを継続。安定した対人守備に効果的な運びや意表を突くパスで存在感を示した

(→リュディガー 6.0)
古巣初対戦で試合終盤にはマウントの決定機を見事なブロックで阻止

MF
15 バルベルデ 7.0
バエナの一件でメンタル面が懸念されたものの、普段通りのダイナミックプレーで存在感を示した。切り替えの局面での献身的な守備、相手の退場に繋がる正確なパスなど勝利に貢献

8 クロース 6.5
決定的なプレーはなかったが、相手の中盤を巧みにいなすゲームメイクで流れを引き寄せた。守備の貢献度も申し分なし

(→チュアメニ -)

10 モドリッチ 6.5
前半序盤はカンテにやや苦戦も以降は完全に押し返す。機転を利かせたクイックリスタートで2点目の起点になるなど勝負の際を見極めた素晴らしいパフォーマンスだった

(→セバージョス 6.0)
リュディガーと共にチームを勝たせる見事なクローズを見せた

FW
21 ロドリゴ 6.0
クリバリに苦戦を強いられたが、同選手の交代直後にチルウェルの退場を誘発する大仕事

(→アセンシオ 6.5)
見事な左足のシュートでダメ押しゴールを記録。指揮官の期待に見事に応えた

9 ベンゼマ 6.5
直近のCLでイングランド勢相手に11連続ゴールとなる先制点を記録。その他の決定機は決め切れなかったが、前線の起点役としてしっかりと機能

20 ヴィニシウス 7.0
チームを勝利に導く2アシスト。試合を通して左サイドで質的優位をもたらした

監督
アンチェロッティ 6.5
センシオの投入で2点目を奪い切るなどさすがの采配力。ランパードとの師弟対決初戦に完勝

チェルシー採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ケパ 5.5
2失点共に責任なし。ビッグセーブというほどのプレーはさほど多くなかったが、相手の再三の枠内シュートを冷静に防いだ

DF
33 フォファナ 4.5
ジェームズの軽いプレーの影響は間違いなくあったが、序盤にカードをもらって以降はヴィニシウスに終始劣勢を強いられた

6 チアゴ・シウバ 5.5
長期離脱明けの試合も見事なゴールカバーなど個人としてはさすがのパフォーマンスだった

(→マウント 5.5)
試合終盤に見せ場が訪れるも、元同僚のビッグプレーに阻まれる

26 クリバリ 6.0
無理の利く守備で奮闘を見せていた中、右ハムストリングの負傷で後半序盤に負傷交代…

(→ククレジャ 5.0)
クリバリの負傷でスクランブル出場。投入直後に背後を取られた結果、カバーに入ったチルウェルが退場に。その後は気迫のこもったプレーで盛り返す

MF
24 リース・ジェームズ 4.5
前半は幾度か高い位置を取ってチャンスに絡んだが、守備の局面を中心に集中力を欠く場面が多くフォファナに負担を与えた

7 カンテ 5.5
今季出場4試合すべてで指揮官が異なる珍記録を樹立。試合の入りは素晴らしかったが、チーム全体の守勢を撥ね返すほどコンディションは上がり切っていなかった

(→ギャラガー 5.0)
ハードワークは見せたが効果的なプレーは見せられず

5 エンソ・フェルナンデス 5.5
攻守両面でかなり大きな負担を強いられた中、身体を張った守備だけでなく要所で良い配球を見せた

8 コバチッチ 5.0
他の中盤の選手同様に高負荷の一戦の中で細かいミスが散見

21 チルウェル 4.5
ククレジャのカバーに動いた結果の退場だったが、何とか我慢したかった。攻撃面ではチーム全体の問題で嵌ってしまう場面が多かった

FW
17 スターリング 5.0
幾度か背後への抜け出しや仕掛ける場面も見せたが、一発を狙ったチームの期待に応えられず

(→ハヴァーツ 5.0)
覇気のないプレーに終始し、見せ場なく試合を終える

11 フェリックス 5.0
マドリード帰還の一戦で幾度か見せ場はあったものの、決め切るエースの仕事ができなかった。チーム全体でうまくボールを動かせず、希薄な存在感に

(→チャロバー 5.5)
難しい状況での投入となった中、まずまず身体を張った守備を見せた

監督
ランパード 5.0
チルウェルの退場やクリバリの負傷は痛かったが、用意してきたプランが機能しなかった中で試合中に効果的な修正を施せず

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ヴィニシウス(レアル・マドリー)
ゴールこそ奪えなかったものの、エル・ブランコの攻撃を牽引し続けた世界屈指のドリブラーをMOMに選出。相手の右サイドの守備に常に脅威をもたらし続けた。

レアル・マドリー 2-0 チェルシー
レアル・マドリー
ベンゼマ(前21)
センシオ(後29)

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