ワーナー・ブラザースディスカバリーは現地時間4月12日、魔法世界での冒険を描くファンタジー小説ハリー・ポッターに関するテレビドラマシリーズの制作を正式に発表した。

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(画像はワーナー・ブラザース『魔法ワールド』公式サイトより)

 『ハリー・ポッター』シリーズは1990年代イギリスを舞台に、魔法使いの少年「ハリー・ポッター」と仲間たちの冒険を描いたファンタジー小説。2001年より映画化もされており、そちらの印象が強い読者も多いだろう。

 2011年に映画版の本編シリーズは完結を迎えたが、2023年現在では「魔法ワールド」とよばれるユニバース作品としての展開が続けられており、2022年には魔法生物学者「ニュート・スキャマンダー」を主人公としたスピンオフシリーズの第3作ファンタスティック・ビーストダンブルドアの秘密』が公開されている。

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(画像はワーナー・ブラザース『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』作品ページより)

 今回発表されたテレビシリーズでは、原作者・J.K.ローリング氏が製作総指揮を務めるとともに、原作小説を忠実になぞる形で制作されるとしており、制作完了後に、同社が新たに展開する定額制サービス「Max【※】」を通じて全世界で配信されるという。

 また、発表のなかでは“Each season(各シーズン)”とのワードが登場している点から、すでに複数シーズンでの展開を予定していることも読み取れる。

※Max
Maxは、米大手テレビネットワークのHBOが展開する定額制サービス「HBO Max」の後継サービスで、『ハリー・ポッター』を含むいくつかの作品の発表と付随する形でお披露目された。
日本国内では「HBO Max」はサービスを展開しておらず、同社制作の『THE LAST OF US』や『ゲーム・オブ・スローンズ』などの作品はU-NEXTが配信の権利を保有している。

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(画像はU-NEXT – 『ハリー・ポッターと賢者の石』販売ページより)

 今回の発表を受けて、原作者であるJ.K.ローリング氏は、「Maxが原作小説を忠実に再現しようとする姿勢を見せていることは、私にとって非常に重要です。“深み”と“詳細な描写”が実現可能になるこの長編ドラマシリーズに参加することを楽しみにしています。」と述べた。

 本作は、マックスとブロンテ・フィルム&テレビジョンワーナー・ブラザーステレビジョンによる共同制作という体制がとられ、製作総指揮として原作者・J.K.ローリング氏、『ファンタスティック・ビースト魔法使いの旅』のニール・ブレア氏らが参加する。

 加えて、映画『ハリー・ポッター』シリーズを制作したデヴィッド・ハイマン氏を製作総指揮として迎え入れる交渉を現在進行中とのことだ。

 制作が発表されたばかりにもかかわらず、ドラマ版『ハリー・ポッター』はSNS上でも大きな話題を呼んでいる。興味のある方は今後の情報もチェックしておくといいだろう。

ワーナー・ブラザース『魔法ワールド』公式サイトはこちら『ハリー・ポッター』ドラマシリーズに関するプレスリリース(英語)はこちら