ギラヴァンツ北九州は13日、スタジアムグルメに関する騒動について声明を発表した。

事の発端は、福岡県北九州市若松区のカレー専門店『モンゴルカレーまるお』経営者の丸谷真一郎氏が7日に自身のフェイスブックを通じて、「ギラヴァンツのレトルトカレー販売停止のお知らせ」と題して販売停止を発表していた。

丸谷氏の主張では「『ギラヴァンツにおいて販売の前例が無いから』と出店者リーシング業者を通してギラヴァンツ様から通達を頂いた」としており、今回の販売停止に至ったとしていた。

ただ、「経緯としては、今年度ギラヴァンツ戦の出店にあたりギラヴァンツ様から『必ずコラボ商品を作って下さい』と出店者向けににアナウンスがありました。弊社はレトルトカレーの製造メーカーです。事前にきちんとデザイン許可、マージン料など必要な協議とプロセスを経て担当者から許可を得た上で出品に至りましたが、前述の理由により販売中止を余儀なくされました」とし、クラブの突然の方針転換に困惑。在庫を大量に抱えることとなり、販売もできないことから「一体どんな運営体制なのか分かりませんが、ギラヴァンツ様の真摯な対応を望んでおります」としたなかで、ファン・サポーターからはクラブの対応に批判が殺到。丸谷氏は「最後に一言だけ言わせてください。私は金輪際ギラヴァンツの応援は致しません。以上」と、不信感を募らせていた。

これには北海道コンサドーレ札幌のDF西大伍も自身のYouTubeチャンネルで言及。「意味が分からないです」と北九州側の対応を一刀両断。「これは怒っても仕方ないなと思います」と丸谷氏の主張に理解を示していた。

騒動が大きくなる中、北九州は「ファン・サポーターの皆様へ」として声明を発表。認識の齟齬が招いた事態だと謝罪。丸谷氏が参加最低た「スタジアムマルシェ」を管理委託している会社と店舗の間のコミュニケーションが問題があったとし、双方から謝罪を受けたとのこと。ただ、騒動が起きた以上は今後の出店は当面控えると申し出があったとした。

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先日、スタジアムマルシェに出店している店舗関係者の個人SNSにより、「レトルトカレー販売停止のお知らせ」という内容が投稿されたことを確認いたしました。今回の事態により、多くの皆様にご心配をかけ、お騒がせしたことお詫びいたします。

本日まで当該グルメ店舗様へのヒアリングを実施し、事実確認を行ってまいりました。投稿された内容は、誤解に基づくものであり、弊社がスタジアムマルシェの管理委託をしている会社と当該グルメ店舗様とのコミュニケーションにおいて齟齬があったことが原因と判明いたしました。

管理委託している会社及びグルメ店舗様からは、今回の騒動について真摯に謝罪をいただきました。

また、グルメ店舗様からはファン・サポーターの皆様にご迷惑をおかけした責任を取り、今後の出店について当面控えたい旨の申し出がございました。

ギラヴァンツ北九州は今回の騒動を重く受け止め、再発防止に努めてまいります。引き続き、皆さまのサポート、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

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また、丸谷氏も今回の件を受けて改めてフェイスブックを更新。しっかりと説明を受けたとし、謝罪をすると共に、改めて今後の出店を辞退する旨を発表している。

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ギラヴァンツ北九州様とのレトルトカレーの件について】
先日より騒動となっておりました表題の件について報告申し上げます。
報告に先立ちまして、この度ご心配をおかけしたギラヴァンツファン・サポーターの皆様、誠に申し訳ございませんでした。

先日ギラヴァンツ北九州様と話し合い、事実確認を行って頂きました。その結果、ギラヴァンツ北九州様がスタジアムマルシェの管理委託をしている会社と弊社とのコミュニケーションにおいて齟齬があったことが原因と判断をして頂きました。

委託会社及び弊社は今回の騒動についてギラヴァンツ北九州様に対し各々謝罪をし、
弊社からはSNS上に投稿したことで騒動を発生させ、非礼な言動が有った事に対しお詫び申し上げました。

また弊社は自身が発した言動に対する責任を取りたいと考えており、今後の出店に関しては辞退したい旨を伝ております。改めまして、この度は申し訳ございませんでした。

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