MaaSや地方創生事業にノウハウを持つ合同会社うさぎ企画(本社:静岡県駿東郡、代表:森田創)が、株式会社LANDMARK(本社:東京都中央区、代表:讃井寛海)と協力し実施した「コミュニティーMaaSプロジェクト」(愛称:つなモビ)(以下、本実証実験)が、31日間の実験期間を経て無事終了したため、ここに成果を発表します。
本実証実験は、2023年1月16日2月28日の平日(全31日間)に焼津駅南口3キロ圏内で実施しました。実験参加者は、1日乗り放題500円の電子チケットを購入し、2種類のモビリティーサービス(グリーンスローモビリティ1台および電動自転車3台)を使い、コワーキングスペースや観光名所、駅から離れた水産加工品の直売店などからなる23か所の停留所に移動し、店舗スタッフや地元プレイヤーと交流しました。本実証実験の詳細は2022年12月15日発行のニュースリリースをご参照ください。

本実証実験では、最高時速19キロというグリーンスローモビリティを使ったことで、実験参加者と地元で多くの交流が生まれただけでなく、実験を通して購買効果や店舗間の連携強化など地域経済の向上にもつながるなど、多くの成果をあげました。また低速度のグリーンスローモビリティは、幹線道路も走行したものの、既存交通との摩擦も発生せず、社会的に受容される移動課題解決策としての可能性を証明しました。

具体的な実験結果としては、全31日間で、登録数272、モビリティチケット購入者173 (総ライド数 520)、総施設来訪数601と好評を博しました。利用者層はターゲットとしていた会社経営者やスタートアップ人材が42%と最も多く、ついで行政関係者やエンジニアが続きました。具体的な交流事例としては、移住直後で市内のつながりを求めていた経営者と本実証実験主催者、視察に来た都内DX企業と市内IT企業のエンジニアの交流などがあり、今後の交流人口の増加が期待される結果が出ています。また利用者からは、「地元の方との交流により、その街を知ることができる」、「ユニークな方たちと交流できて楽しかった」といった声も聞かれました。その他、停留所となった直売所と連携し、貨客混載による駅前での商品販売を行い、通常の移動販売より良好な販売実績をあげるなど、エリアを巻き込みながら新たな取り組みも実施しました。さらに、副次的効果として、グリーンスローモビリティをデイケア送迎などの高齢者サービスと連携する可能性等、新たな活用を期待される声も挙がっています。

今後も、焼津市で同様の実験を引き続き検討するほか、うさぎ企画では別エリアへの展開も検討していきます。本実証実験の具体的な検証結果は別紙の通りです。

実験に使用したグリーンスローモビリティ

以 上


【別紙】
■「コミュニティーMaaSプロジェクト」(つなモビ)実験結果
利用総数:登録数272、モビリティチケット購入者173(総ライド数 520)、総施設来訪数601
※その他の詳細データについてはお問い合わせください。

■グリーンスローモビリティの停留所位置図

■交流事例



■「コミュニティーMaaSプロジェクト」の概要(2022年12月15日発行のニュースリリースから抜粋)
〇場所:静岡県焼津市 (主に駅前商店街~旧港・新港エリア)
〇期間:2023年1月16日2月28日(モビリティーサービスの利用可能日は、平日のみ)
〇主催:
合同会社うさぎ企画(本社:静岡県駿東郡 代表:森田 創)
複業人材やスタートアップ企業等の誘致やモビリティ設計などの地方創生を都内、静岡県長野県などで手掛ける。湖西市政策参与、東伊豆町まちづくりアドバイザーとしても活動。昨年5月、コワーキングスペース兼サテライトオフィスの「エクレアホール」を静岡県伊東市に開業。

株式会社LANDMARK(本社:東京都中央区 代表:讃井寛海)
ビジネスマッチングアプリ「FLAG」により、各ユーザーの属性を可視化したプロフィール情報と位置情報を活用することで、来街者や地域住民などの交流を促進。地域の人材交流をハイブリッド化し、関係人口増加に繋げている。東京・大手町のほか、大阪、愛媛での運用実績あり。         以 上

配信元企業:合同会社うさぎ企画

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