ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝1stレグが13日に4試合行われた。

日本代表DF菅原由勢の所属するAZは、アウェイでベルギーの強豪アンデルレヒトと対戦し0-2で敗戦した。菅原が右サイドバックで先発したAZは、22分に失点を許す。ムリージョとのパス交換で右サイド深くまで侵入したドレイヤーがクロスを供給すると、ニアに走り込んだムリージョがヘディングシュートをゴール左に流し込んだ。

先制を許したAZは、両サイドから攻撃を組み立てて何度かアタッキングサードまでボールを運んだが、アンデルレヒトの守備網を突破することができず。決定機のないまま前半を終了した。

迎えた後半も一進一退の展開が続く中、AZは62分にチャンス。スルーパスでボックス左深くまで駆け上がったケルケスのダイレクトで折り返すと、フリーのマイナンスが右足で合わせたがが、このシュートは枠の上に外れた。

1点が遠いAZは、70分に再び失点する。レファエロフのスルーパスで左サイドを抜け出したアムズが縦への仕掛けからマイナスにクロスを供給。これをペナルティアーク内のアシメルがワントラップで収めると、右足でゴール右隅にシュートを突き刺した。

結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。AZは2点のビハインドでホームでの2ndレグを迎えることとなった。

また、優勝候補のウェストハムはアウェイでヘンクと対戦し1-1の引き分けに終わった。試合は一進一退の展開が続く中、ウェストハムが先にネットを揺らす。40分、ボーウェンの右CKを直接キャッチしようとしたGKローフがファンブルすると、ゴール前のアゲルドに体に当たりゴールに吸い込まれたが、VARの末にアゲルドのハンドを取られ、ゴールは取り消された。

それでもウェストハムは、前半終了間際に先制する。48分、ツォウファルスローインをボックス右深くで受けたツォウファル折り返しイングスが流し込んだ。

リードして後半を迎えたウェストハムだったが、57分に試合を振り出しに戻される。カストロ=モンテスのパスをボックス中央右で受けたカイパーがカットインから左足でゴール右に出場しを突き刺した。

さらにウェストハムは82分にも、ボックス内でボールを受けたオルバンにアクロバティックなバイシクルシュートを許すと、これがクロスバー直撃した。

終盤にかけて猛攻を見せたウェストハムだが、最後まで勝ち越し点は奪えず、試合はそのまま1-1で終了した。

そのほか、フィオレンティーナはアウェイでポーランドの強豪レフ・ポズナンと対戦し4-1で快勝。ニースはアウェイでスイスの名門バーゼルと対戦し2-2の引き分けに終わった。

◆ECL準々決勝1stレグ
▽4/13(木)
ヘント 1-1 ウェストハム
レフ・ポズナン 1-4 フィオレンティーナ
アンデルレヒト 2-0 AZ
バーゼル 2-2 ニース

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