5月23日(火)にスタートする、鈴鹿央士主演のドラマ「スイートモラトリアム」(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBSほか)に小西桜子と田辺桃子が出演することが分かった。同ドラマは、マンガアプリ「マンガボックス」で連載していた、たまいずみによる同名漫画を実写化。小西は心(鈴鹿)の元カノ・大森りんご(おおもり・りんご)、田辺は今カノ・上条小夜(かみじょう・さよ)を演じる。

【写真】“美くびれ”際立つ…田辺桃子の全身ショット

■じれったくて切なくて甘いラブストーリーを実写化

社会的な責任や義務を果たすことを猶予された、自分探しのための試行錯誤の時間=“モラトリアム”。同作は、そんなモラトリアム期の若者たちが悩み傷つき、もがきながら成長する姿を描く、じれったくて切なくて甘い等身大のラブストーリー。

■小西桜子演じる“元カノ”が幸せな日常をかき乱す

小西は、カンヌ国際映画祭の「監督週間」に選出された映画「初恋」(2020年)のオーディションで、3000人の中からヒロイン役に抜擢。また、第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞にも輝いた若手演技派女優だ。

同作は小西演じる心の元カノ・大森りんごが、ある日突然、心の家に転がり込むところから始まる。心から彼女がいることを告げられるも、心の優しさに付け込み家に入り浸る自由奔放なりんご

そして、小夜と順風満帆な生活を送っていた心を惑わせ、2人の幸せな日常をかき乱していく。だが、そんなりんごにも、他人にはなかなか言えない抱え込んでいる悩みがあった。

■いちずに思い続ける心の“今カノ”を田辺桃子が演じる

田辺は、TBSドラマでは「リコカツ」(2021年)、「階段下のゴッホ」(2022年)、そして火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(全てTBS系)などに出演。またテレビドラマだけでなく、映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(2018年)など数々の話題作に出演し存在感を放ち注目を集めている。

今回田辺が演じる上条小夜は、彼氏である心をいちずに思い続ける心の今カノ。心とは付き合い始めたばかりで、幸せな日々を送っていた。

しかし、ある日から心の言動に不安・不信感を抱き、そこから心の元カノ・りんごの存在に気付いてしまう。恋愛経験が浅く奥手な小夜は傷つくのを恐れ、心と向き合えずにいるという役どころだ。

■小西桜子「楽しみながら全力を尽くしたい」

今回お話をいただいて、素直にとてもうれしかったです。原作のりんごちゃんは、言動がめちゃくちゃなのにどこか憎めない魅力があって、かわいらしさが漫画からも生き生きと溢れ出ていたので、実写で演じるのが私でいいんだろうか?という不安もありました。

ですが、監督をはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと撮影前に丁寧に準備をすることができたので、不安を取り払って、等身大の女の子の生き様をお届けできるよう、楽しみながら全力を尽くしたいです。

りんごは強烈なキャラクターですが、3人を取り巻くモラトリアム期特有の繊細さは、誰もが心当たりがあったり、またはその真っ只中にいたりすると思います。年代を問わず、見てくださる方の心の中に、見終わってからもきらりと残るものをお届けできたらうれしいです。

田辺桃子デコボコ具合が愛おしく感じました」

原作を読ませていただき、それぞれ個性豊かなキャラクターだなと思いました(笑)!  心とりんごと小夜の3人の輪がきれいな丸ではないのですが、優しさで溢れていてこのデコボコ具合が愛おしく感じました。物語の世界で、小夜と一緒にどんな瞬間と出会うんだろうと今からワクワクしています。

小夜は凛としていながらも柔らかく、笑顔がとてもすてきな印象です。普段は冷静に考えることが多い分、時々見せるストレートな感情がとても人間らしさがあって好きな部分です。そんな原作の小夜に命を宿らせて映像化できたらなと思っています。

鈴鹿さん、小西さん、そして監督のお二方と今回初めてご一緒できるので新しい化学反応が起きることも楽しみのひとつです。みなさんもぜひ楽しみにしていてください!

『スイートモラトリアム』に出演する(左から)小西桜子、田辺桃子/  (C)『スイートモラトリアム』製作委員会