久保建英の所属するレアル・ソシエダは15日、ラ・リーガ第29節でアスレティック・ビルバオとの“バスクダービー”に臨み、0-2で敗戦した。久保は61分までプレーしている

前節のヘタフェ戦を久保の今季6ゴール目などで勝利した4位ソシエダ(勝ち点51)が、公式戦4試合負けなしの7位ビルバオ(勝ち点40)のホームに乗り込んだ一戦。

久保が2トップの一角で先発したソシエダに対して、ビルバオが立ち上がりから積極的なプレスでビルドアップを牽制していく。すると、ソシエダは26分にピンチ。

自陣でビルバオにボールを奪われると、サンセトのラストパスをボックス左で受けたニコ・ウィリアムズにシュートを許したが、このシュートはGKレミロの好セーブで難を逃れた。

守護神の好守でピンチを凌いだソシエダだったが、33分にセットプレーから失点する。ニコ・ウィリアムズの右CKをベスガがフリックすると、最後はファーサイドのイニャキ・ウィリアムズがボールをゴールに流し込んだ。

その後は互いにアタッキングサードまでボールを運ぶものの、なかなか決定機まで至らない状況が続き、前半は1-0で

迎えた後半、1点を追うソシエダはブライス・メンデスとゴロサベルを下げてバレネチェアとエルストンドを投入。布陣を[4-3-3]に変更し久保を右ウィングに配置した。

すると、ソシエダは54分に決定機。バレネチェアのパスでボックス左深くまで侵入したシルバマイナスに折り返すと、これをボックス内受けたバレネチェアカットインからシュート。さらに相手GKの弾いたボールを久保が詰めたが、これもGKウナイ・シモンの好セーブの防がれた。

同点ゴールが遠いソシエダは、61分に久保とオヤルサバルを下げてセルロートとチョを投入。しかし、再びスコアを動かしたのはビルバオだった。

70分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、中盤左サイドでのラウールガルシアサイドチェンジを供給。これを受けた イニャキ・ウィリアムズがボックス右から侵入すると縦への突破から右足一閃。強烈なシュートがニアサイドに突き刺さった。

2点を追う展開となったソシエダは85分、ボックス右手前にカットインしたチョがミドルシュートでゴールに迫ると、相手GKの弾いたボールをボックス左のメリーノが折り返し最後はセルロートが左足で合わせたが、シュートは枠の上に外れた。

さらに88分には、GKウナイ・シモンのパスミスを敵陣でカットしたセルロートがボックス右からラストパスを送ると、ゴール前のバレネチェアが決定機を迎えたが、このシュートも枠の上に外した。

結局、ソシエダはそのまま0-2で敗戦。今季2度目のバスクダービーはビルバオに軍配が上がった。

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