2023年4月13日、国際NGOピースボート」は、世界各地を巡る「地球一周の船旅」を行っている。第114クルーズは、12年ぶりにフィリピン・マニラ港に寄港した。

 コロナ禍で3年間中止されていた船旅を再開した記念すべきクルーズだ。今回のチャーター船は「パシフィックワールド号」で、同団体史上最大の船での初出航となった。また、ウクライナ出身のビクター・アリモフさんが名誉船長として乗船。アリモフさんは、ロシアによる侵攻後、家族とルーマニアに難民として身を寄せていたが、「人道支援と過去乗船者らからのメッセージに励まされた」と語った。

 今回の乗船客数は約1200人で、うち約200人はアジアからの参加者。クルーとしてフィリピン人船員も多い。ピースボート1983年に設立され、国連の特殊協議資格を持つNGOとして、SDGs核兵器廃絶などの国際問題や災害支援に取り組んでいる。

船のイメージ(FBから)