チクチク言葉という単語を、聞いたことがありますか。

心にチクッと刺さるような、嫌な気持ちになる言葉のことを指すチクチク言葉は近年、道徳の授業などで取り上げている小学校が多いようです。

チクチク言葉の反語はふわふわ言葉といい、心が温かくなったり嬉しく思えたりする言葉のことを指します。

人とコミュニケーションをとる際、年齢や環境、立場などに関係なく、チクチク言葉よりもふわふわ言葉が飛び交う会話のほうが、お互いに気持ちがいいですよね。

くり(@Crystallineazu1)さんの娘さんである8歳の長女は、4歳の次女が発する言葉の中から「バカ」だけを無視していたといいます。

その理由は…。

チクチク言葉に反応したらダメだから」

不快に思う言葉を浴びせられた時、人は心を乱され、悲しんだり怒ったりするもの。

しかし長女は、都度反応することなく無視をするという、大人でも難しいことを自然とこなしていたのです。

次女は、長女が「バカ」という言葉に反応してくれないことを察したのでしょう。ある日「もうバカっていわない」と、長女に報告。

すると長女は、こう返しました。

「バカっていわないの?素敵」

チクチク言葉を発さないといった次女に対し、合点するだけでなく、すかさず褒めたのです!

その後、次女は本当に「バカ」ということはなくなり、完封勝利を収めた長女に、くりさんは拍手を送ったのでした。

大人でも、言葉をうまくスルーしたり、ベストなタイミングで褒めたりすることは難しく、自らの直すべき点に自分で気付くことも簡単ではありません。

ネットでは、姉妹のエピソードに「長女、人生何回目?賢いなぁ」「自分で気付くことができた次女、偉い!」などの称賛の声が多く寄せられました。

長女の「素敵」という純粋無垢なふわふわ言葉は、次女の心に届いたことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
@Crystallineazu1
※写真はイメージ