お弁当で子供たちが喜びそうな“キャラ弁”を作る親もいるが、アメリカのある母親は息子のために丸いチーズに口ひげを生やした顔を作って学校に持たせた。しかし息子の反応は、母親が期待していたものとは真逆だったという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

ワシントン州シアトル在住のクリスタル・ウェルマン・ワインバーグさん(Krystal Wellman Weinberg)が、Facebookのプライベートグループページ「What I Asked For VS What I Got」に息子のために作った“キャラ弁”の写真を投稿し、注目を集めている。

キャラ弁”はクリスタルさんが2019年9月、当時8歳だった息子のために作ったもので、最近になって同プライベートグループページに写真を再投稿した。当時のクリスタルさんは息子のお弁当に、プレッツェル(固く焼いたドイツのパン)の上に丸いベビーベルチーズをのせ、チーズに食品を使って目を作り、口ひげの形をしたキャンディーを添えて愛嬌たっぷりの顔を作った。

その日、クリスタルさんは学校が終わる時間に息子を迎えに行き、校門の前で早速“キャラ弁”についての感想を聞いたが、息子からの答えは彼女が期待していた通りではなかったようだ。クリスタルさんはFacebookの投稿に、息子との会話をこのように綴っている。

クリスタルさん:えーっと、どうだった? 今日のお弁当気に入ってくれた?
息子:えー、全然。もうママ、いったい何だったのあれ?
クリスタルさん:「何?」って、可愛く作ったはずなんだけど!
息子:全然可愛くなかったよママ、もうガチで怖かったよ。
クリスタルさん:え!?

クリスタルさんは、息子が“キャラ弁”を楽しんだとばかり思っていたが、彼の「怖かった」の声にその場で弁当箱を開けて見ることにした。するとそこには、チーズで作った口ひげを生やした可愛いキャラクターの姿はなく、口ひげの黒いキャンディーが溶け、食品で作った黒目部分もどこかに消えてしまったため、チーズは黒ずんだ顔に白目をむいたゾンビのような顔になっていたのだ。

クリスタルさんは息子に「怖い思いをさせるつもりは毛頭なかった」と証明するため、作った際に撮った写真を見せたという。息子はその写真を見て「これは僕の開けて見たお弁当とは全くの別物だね」と言ったそうだ。

クリスタルさんの投稿には、「飲んでいたソーダを鼻から吹き出しちゃったよ」「これは最高だね。あなたが故意にやったと思っている息子が面白い」といった声が寄せられ、多くの人に笑いをもたらしたようだ。息子に怖い思いをさせてしまったクリスタルさんだが、彼女のFacebookには夫、息子、娘との仲睦まじい写真が投稿されており、子供たちとの関係が良好であることがうかがえる。

画像は『New York Post 2023年4月14日付「Epic fail: My cute lunchbox treat turned into a ‘horror scene’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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