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イタズラがバレた時の子どもの反応は、素直に謝ったり、ごまかしたりと様々だ。このほどイギリスに住む3歳女児が、母親にイタズラを問い詰められると隣にいた愛犬を指差して「この子がやったの」と主張した。そのイタズラは犬ができないことだったが、それでも女児は犬のせいにし続けていたのだ。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。

リンカンシャー州リンカーンに引っ越してきたばかりのドルフ・マローンさん(Dolph Malone、41)は今月5日、汚れていた部分の壁紙をペンキで塗り直した。白いペンキで塗った壁は見違えるほどキレイになったのだが、翌日になって階段のそばの壁に複数の小さな手形が付いているのを発見した。

すぐに娘のネリー・トインちゃん(Nellie Toyne、3)がやったことに気付いたドルフさんは「何か面白いことが起こる予感がしたので、『ネリーの反応を録画しなければ』と思ったんです」と話しており、ネリーちゃんを呼び出すとスマホを片手に問い詰めた。

その映像には、赤色の手形が付けられた白い壁が映っており「この手形は誰が付けたの?」と優しくネリーちゃんに尋ねるドルフさんの声が聞こえる。そしてこの質問に対して、ネリーちゃんは「ウィンストンがやったの」と答え、隣にいた愛犬のシーズーである“ウィンストン(Winston、6)”を指差したのだ。ネリーちゃんは真剣な眼差しでドルフさんを見上げており、「これはウィンストンがやったのね。嘘をついていないよね?」とドルフさんに聞かれると首を横に振って否定した。ドルフさんが「本当にウィンストンがやったのね?」ともう一度確かめると、ネリーちゃんはクビを縦に振ってウィンストンに責任を押しつけた。

壁には人の手形が付いているので、明らかにウィンストンが犯人ではない。それでもネリーちゃんは頑なに自分が犯人ではないことを主張しており、ドルフさんが再び「私が仕上げたばかりのキレイなこの壁に付いた手形は、ネリーがやったの?」と聞くと、ネリーちゃんは首を横に振ってからウィンストンに人差し指を向けた。「それでもウィンストンなのね?」とドルフさんが釘を刺すと、ネリーちゃんは静かにうなずいていた。

ドルフさんは「まさかネリーがウィンストンのせいにするとは思ってもいませんでしたね。面白かったんですが、ネリーを叱るために笑いをこらえていました。しかしネリーは断固として認めませんでしたよ」と笑って当時を振り返った。

ドルフさんは動画を撮影した後、余っていたペンキで手形が付いた箇所を塗り直していると、ネリーちゃんがウィンストンに向かって「ウィンストン、あなたがやったの?」と聞いていたそうで、ドルフさんは思わず笑ってしまったという。

この動画がネット上に公開されると、ネリーちゃんのバレバレの嘘に「これは犬の仕業に違いない」「もし犬が喋れたら女の子をかばっているかもね」などジョークを飛ばす声のほか、「女の子の顔を見てよ。可愛すぎる」「なんて可愛いいたずらっ子なの」「子どもって本当に面白いことをしてくれるよね」などのコメントも寄せられている。

ちなみに子どもが怒られている時の犬の反応も様々で、2020年1月には叱られて反省中の3歳児に愛犬がピタリと寄り添う姿を捉えた写真が公開され、可愛らしい姿が反響を呼んでいた。

画像は『The Mirror 2023年4月14日付「Toddler blames pet dog after human handprints mysteriously appear on fresh paint」(Image: Dolph Malone / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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