文・取材:ライター 櫛田理子

●現在開催中の“ニコニコ自作ゲームフェス4”とは?

 
 “東京ゲームショウ 2014”一般公開日の2014年9月20日ニコニコブースにて“自作ゲームフェスステージ(1)”が開催された。ステージでは、現在開催中の“ニコニコ自作ゲームフェス4”投稿作品から、3タイトルピックアップ。有名ゲーム実況者4名による実況プレイが行われた。

 そもそも“ニコニコ自作ゲームフェス”とは、投稿された自作ゲームで盛り上がるお祭りのこと。これまでに約1000作品が投稿され、過去の受賞作のなかには、大手メーカーによる商品化が決まったり、小説へメディア展開される作品もあるという。第4回目となる今回の応募締切は10月12日で、受賞者発表は11月中旬の予定だ。大賞選考委員は、スパイク・チュンソフト中村光一氏と、当ファミ通グループ代表の浜村通信が務める。

 ステージでは、自らもゲーム実況者である茸がMCを担当。タイチョーオッサンtowaco、ズズの4名が実況プレイをすることに。5人が登場すると会場が沸き、ニコ生でのコメントも盛り上がった。

【画像15点】「“ニコニコ自作ゲームフェス4”投稿作品が個性的すぎる! 有名実況プレイヤーが3作品に挑戦【TGS 2014】」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

●いろんなボードでいろんな波を乗りこなす!? 『サーファーキング

 
 最初にチョイスされた作品は、野良ペリカさん作『サーファーキング』。主人公ジョニーくんが、サーフボードに飽き足らず、いろんなものをボードにしていろんな波を乗りこなしていく全9ステージゲームとのことだ。プレイヤージョニーくんを操作して、波浪警報やクラゲ発生などのアクシデントにめげずに、押し寄せる波に乗る。波に押し切られちゃうとミス、というルールらしい。

 茸からの指名で、まずはタイチョーが挑戦。しかし、オッサンから「ちゃんと操作してるんですか? 左ボタンと右ボタン間違えてないですか?」とツッこまれるほどのプレイっぷりだ。苦戦を続けていると、なんと作者がコメントを付けてきた! アドバイスをもらおうとするも、その直後にミスとなってしまい……このタイミングある意味、奇跡だろう。

 その後、プレイヤーが交代してステージセレクト。すると、ステージごとにボードが異なることが判明し、オッサンエビフライボードたこ焼きの波に乗り、ズズは冷蔵庫フルーツの波に乗るというシュールな展開に。ほかにも、カジキマグロや2tトラックに乗るステージなどがあるらしいことがわかり、ギャラリーの笑いを誘っていた。

ゲーム実況が疎かになるほど頭を使う『重力迷路』

 
 次に、Z-PROJECTさん作『重力迷路』が取り上げられた。重力を左右に傾け、地球をゴールまで運ぶという壮大な世界観のもと、箱に作った迷路の中のビー玉を穴に落とす、あの遊びが展開される。ステージが進むと、迷路が複雑になるだけでなく、色による仕掛けなども加えられ、頭を使わないとクリアーできない。

 このゲームにはズズが挑戦し、順調にステージクリアーを重ねていったが、考えるのに忙しくて、どうしても実況が疎かになってしまう様子。そこでtowacoが実況を引き受けたものの、自分も遊びたくなってしまい、「ちょっとやらせて!」と交代した。だが、すぐに「ひょっとして、むっちゃ難しいところで受け取ってしまったん!?」と後悔。その後10分ほど、失敗に次ぐ失敗を繰り返すことに……。やっとクリアーできたときには、会場もコメントもこの日いちばんの大盛り上がりとなった。

●すごくマジメなアクションゲーム!? 会場爆笑『夕闇の前奏曲』

 
 最後の作品は、O松さん作『夕闇の前奏曲』。作者曰く「すごくマジメなアクションゲーム」で、悪いヤツを倒すのが目的だそうだ。1ステージずつ、全員でプレイすることに。

 いざはじめると、そのユニークさに会場は爆笑。主人公受験生で、街のゴロツキや宇宙人、重機などを相手に、多彩なワザで戦いを挑む。ショベルカーボディプレスしたり、宇宙人を相手にジャーマンスープレックスを仕掛けたり、といったカンジだ。ステージによっては、戦車に乗ったり、幽霊に取りつかれたりして移動することもできるもよう。ステージも、お店が肉屋さんしかない“わくわくタウン”や、遠回りさせられるだけの“ワープゾーン”など、終始ふざけっぱなしである。

 実況プレイヤー陣は、次々と繰り出されるネタはもちろんのこと、「アクションゲームとしてそこそこよくできてる」点もツボらしく、笑いが止まらないようすだった。

 
 なお、ステージで実況に使われた投稿作品は、すべて無料でダウンロードして遊べるゲームとのこと。実況プレイヤーたちは、「実際に作品を遊んでみて」と薦めていたのはもちろん、「ユーザーがやる側だけじゃなくて、ゲームを作る側にもまわれるようになってきた。みなさんも自作してみては?」と、“自作ゲームフェス”への参加も促していた。