5月～9月に換羽期を迎えるペンギンについてご紹介！
※本リリースはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20230417-138832d4d7c29629fc735ab251713a52.pdf
【世界ペンギン・カワウソの日 in サンシャイン水族館2023 開催概要】
名 称：世界ペンギン・カワウソの日 in サンシャイン水族館2023
期 間：ペンギン編 ：4月7日(金)～4月28日(金)
カワウソ編：5月8日(月)～5月31日(水)
料 金：無料 ※水族館入場料のみでお楽しみいただけます
※いきものキャンパスは有料
URL:https://sunshinecity.jp/aquarium/event_performance/event/entry-24194.html
＼NEWS!!／
サンシャイン水族館オリジナル ペンギントランプ発売！
52枚全てサンシャイン水族館で飼育しているペンギンの画像を使用しました。ジョーカーは果たして・・・？ （715円）
サンシャイン水族館オリジナルのペンギングッズ！
※サンシャイン水族館 「ショップ アクアポケット」にて販売中
右 フライングペンギン アンブレラ ミニ
※サンシャイン水族館オンラインショップにて先行販売中
今回はペンギンの羽が抜け換わる姿に「羽がボロボロと抜けていて、病気？」「かわいそう...」と心配するお客様も多いペンギンの“換羽”についてご紹介します。
実は成鳥のケープペンギンは5月～9月ごろ、1年に一度の「換羽期」という羽の抜け変わる時期があるのです。
これから換羽期を迎えるペンギンの観察がさらに楽しめるよう、ぜひ“換羽”についての知識を深めてみませんか？
- ペンギンの身体に大きな変化の起こる一大イベント“換羽”
その後はさらに1年に一度、5月から9月＊にかけて、全身の羽が古いものから新しいものへと抜け換わる換羽期を迎えます。
羽は日光や水の影響で次第に水はじきが悪くなってしまいます。
そのため、水中でも体温を保つなどの羽の機能維持をさせるため、春の繁殖期の後に換羽期がやってきます。
古くなった羽は新しい羽に押し出されるようにして抜け落ちます。
換羽の始まる体の部位やスピードは個体によって異なり、2週間程度で新しい羽へと抜け換わっていきます。
＊日本の飼育下。個体により時期が異なる場合があります。
換羽中は食べない！泳がない！断食・断泳？！
古くなった羽は防水・撥水・保温効果が失われており、換羽中は水の中で体温が維持できず、上手に泳げないため、水中には入りません。
また換羽は2週間程度かけて行うため自然界ではその間上陸しており、絶食状態になります。
そのため、ケープペンギンは長時間エサを食べなくても大丈夫なように換羽期の前にエサを食い溜めしてエネルギーを蓄え一気に太ります。
換羽期前は、1日で体重の3分の1もの量のエサを食べることもあり、そして換羽期にはかなりのエネルギーを消費するため、陸地で動かず、じっとしていることが多くなります。
「太りすぎ？」「動かなくて心配」と思うかもしれませんが、ペンギンたちは余計なエネルギーを消費しないために省エネモードになっているだけなのです。
注目してほしい！個性あふれる換羽期の姿
換羽は、個体により抜け方や抜けていく場所の順番が異なります。
頭から、背中から、お尻から、まばらに抜けていくペンギンもいます。
換羽途中はライオンのたてがみのような姿やニワトリのトサカのような姿、ポンチョを着ているような姿、最後に頭のてっぺんにだけ羽が数枚残る姿など、この時期ならではのいつもとは違ったキュートな見た目のペンギンを見ることができます。ぜひペンギン１羽１羽を観察してみてください。
※「草原のペンギン」水槽の個体が、より観察しやすいです。
ペンギンの羽の成分はケラチンで、これは私たちの爪や髪の毛と一緒の成分です。
羽は軽くて強く柔軟性があり、さらに保温や防水性にも優れ、寒さや水から体を守る機能もあります。
その羽の機能を維持するには水浴び・日光浴・羽繕い・羽に脂を塗ることが重要です。
しかし時間が経過すると日光や水の影響で羽の水はじきが悪くなり、傷んでしまうため、本来の機能を果たさなくなってきます。そのため1年ごとに換羽をすることによって羽の機能を維持していきます。
ペンギンの羽の種類は２種類!!それぞれに役割が！
正羽（せいう）＝フェザー：防水
綿羽（めんう）＝ダウン ：保温
正羽は嘴（くちばし）、眼の上、足を除く全身に生えていて、部位により形態が異なります。
綿羽は正羽の生える部分の間、フリッパー（翼）の大部分を除いた箇所に生えていて、見た目ではすぐ見えませんが、正羽をかきわけると見え、とてもふわふわとしています。
幼鳥時期には灰色の幼綿羽があり、生後60日前後から抜け始めます。
- 換羽期の“裏側”は大変？ 飼育スタッフの苦労話
ペンギン1羽から集まった羽の量は飼育スタッフが集めただけでも1.5リットルペットボトルで3本分以上！
- ケープペンギンとは
体長約60cm、体重3～4kgほどで、ペンギンの仲間の中では中型種類に分類される大きさ。主食はイワシなどの小魚で、水中でエサを取り、岩場の隙間や藪の根元に作った巣の中で卵を温めます。
詳細はこちら（https://sunshinecity.jp/aquarium/animals/penguin.html）
実はペンギンは、昨今の地球温暖化などの気候変動の影響を受け、急激なペースで減少しています。
ケープペンギンの野生個体はこの20年で77％も減少しているのです（2008年から絶滅危惧II類に指定）。
このままだと15年後には野生のケープペンギンはいなくなってしまうといわれています。
原因は、魚の乱獲、地球温暖化、異常気象による小魚の減少、移動、グアノ＊の乱獲といわれています。
＊グアノ：「糞化石」ともいう。海鳥の集団営巣地として長年使われており、様々な海鳥の糞、死体、吐き出した餌生物などが砕石した地層のこと。
サンシャイン水族館は、ケープペンギンたちが幸せになる未来を目指して啓発活動に取り組んでいます。
4月25日の“世界ペンギンの日（World Penguin Day）”を含む4月7日(金)～4月28日(金)の期間では、ペンギンの魅力を発信するとともに、生態や取り巻く環境問題・社会問題に目を向けるきっかけとなるイベント「世界ペンギン・カワウソの日 in サンシャイン水族館2023（ペンギン編） 」を開催しています。
https://co.sunshinecity.co.jp/archives/007/202303/17515966018de8bf30f35226ebef5500.pdf
赤ちゃんは生後50日を過ぎ、体重3,750gを突破！
完全に親を超え、ふわふわの綿羽も抜けてきていて、飼育スタッフも驚きの早さで成長しています！
■ペンギン誕生についてはこちらから
https://onl.la/bwJQiJN
※本リリースはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20230417-138832d4d7c29629fc735ab251713a52.pdf
いきものディスカバリー通信のアーカイブはこちらから
※金額はすべて税込です。 ※画像はイメージです。
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■サンシャイン水族館 概要
所在地：東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間：9:30～21:00 ※最終入場は終了1時間前 ※変更の場合あり
入場料：大人(高校生以上)2,600円～、こども(小・中学生)1,300円～、幼児(4才以上)800円～
※変更の場合あり
問合せ先：サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp
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配信元企業：株式会社サンシャインシティ
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