デンマーク王室のマルグレーテ女王が83歳の誕生日を迎え、家族総出で誕生日イベントに参加した。昨年10月に次男ヨアキム王子の子どもたちから称号をはく奪することを発表して以来、初めて一家が揃って公の場に登場した。

【写真】フレデリック皇太子一家&ヨアキム王子一家、マルグレーテ女王の誕生日イベントに参加

 4月16日に83歳の誕生日を迎えたマルグレーテ女王。コペンハーゲンのアマリエンボー宮殿のバルコニーで誕生日を祝うバルコニーイベントが行われ、フレデリック皇太子一家と次男ヨアキム王子一家とともに、お祝いに詰めかけた国民にあいさつをした。

 Peopleによると、イベントではまず女王が一人で宮殿の中央バルコニーに登場。ロイヤル・ライフ・ガードによって誕生日を祝う楽曲が演奏されると、フレデリック皇太子メアリー妃が4人の子どもたち、17歳クリスチャン王子と15歳のイザベラ王女、12歳の双子ヴィンセント王子とヨセフィーネ王女とともに、隣のバルコニーに登場した。

 同時に、反対側のバルコニーに、次男ヨアキム王子とマリー妃、23歳のニコライ伯爵と20歳のフェリックス伯爵、13歳のヘンリック伯爵、そして11歳のアテナ伯爵夫人が姿を現した。

 マルグレーテ女王は昨年10月、次男ヨアキム王子の子どもたちから、王子・王女の称号と、「殿下(His/Her Highness)」という敬称をはく奪すると発表。突然のことに、ヨアキム王子らが失望を明らかにし、息子と孫に謝罪の意を表するに至っている。今回のイベントは、称号をはく奪して以来、はじめてファミリーが勢ぞろいすることとなった。

 なお、ヨアキム王子は在米デンマーク大使館の防衛産業担当武官としてワシントンに赴任し、今年9月から一家で同国に転居することが発表されている。

デンマーク王室マルグレーテ女王、称号はく奪した孫たちとバルコニーに登場 (C)Zeta Image