食品、医薬品向けプロセス・包装機械のグローバルメーカーであるシンテゴンテクノロジー (本社:ドイツ、旧社名 ボッシュパッケージングテクノロジー、以下、シンテゴン)は、コーンスターチ等(以下、スターチ)を使わないグミ成型機を開発し、新たに日本で販売を開始する。
当社は、グミの製造機では世界で高いマーケットシェアを占めており、1990年代から日本でも多くの菓子メーカーで導入されている。

海外でのトレンドを日本へ。健康食品サプリメント系 グミの成型を実現。
グミの成型では、スターチを敷いたトレーに型で窪みをつけたスターチモールドに、グミ生地を流し込む設備が一般的だが、シンテゴンは新たにスターチを使用しない成型機(スターチレス成型機)をグローバルで上市した。

スターチを使わないことでシステムをコンパクトにしたほか、作業効率を改善し、健康食品サプリメント系グミといった新しい分野の製品が可能になる。海外では、こうした新しい分野のグミの取り組みや、製薬・健康食品メーカーの新規参入も始まっており、シンテゴンは同機の日本国内での販売にも力を入れる。

有効成分の混交を防ぐ。大規模な乾燥設備が不要に。
スターチを使った場合、グミを成型する上でスターチを再利用する必要があるため、有効成分が混ざり合うリスクがあり、健康食品サプリメント向けのグミの製造では敬遠されてきた。一方、スターチレス成型機では予め型がデザインされたポリカーボネートモールドにグミ 生地を流し込む。それにより同機では、製品ごとにモールドを交換できるため、有効成分が 混ざり合うリスクを回避することができる。

また、スターチを使った場合、グミ生地が充填されたトレーを乾燥室に運搬し、1日から数日間の乾燥工程が必要で、大規模な乾燥設備が求められる。一方、スターチレス成型機では乾燥工程を採用せず、成型機内の冷却装置でグミ生地を固形化する。そのため、短時間で製品を 取り出すことができ、作業効率が大幅に改善される。また、大規模な乾燥設備が不要となり、スペースの有効活用のほか、エネルギーの消費も大幅に抑えることが期待できる。従来のスターチを使った設備に比べ、初期投資も抑えることが可能である。

同機は、5月4日~10日にドイツ、メッセ・デュッセルドルフ見本市会場で開催される包装機および包装資材の展示会 interpack 2023で展示を予定している。


シンテゴンテクノロジーについて
シンテゴンテクノロジーは、グローバルに事業展開するプロセス・包装機械のリーディ ングサプライヤー。本社をヴァイブリンゲン(ドイツ)に構え、160年にわたり、医薬品および食品分野における 技術を中心に事業を展開。シンテゴンは、世界15か国以上で30を超える拠点を構え、従業員数は合計5,800名に上る。単体機から一貫したライン設備、アフターサービスを含め、インテリジェントかつ サステナブルな技術を提供している。また、医薬品産業向けには、液剤および固形剤の製造ライン (製剤、充填、検査、2次包装など)を対象に機械やソリューションを提供し、食品業界向けには、製菓用プロセス技術をはじめ、ドライフード(バー菓子、焼成菓子、コーヒーなど)、冷凍食品、乳製品を対象とした包装ソリューションなど、幅広い製品、サービスを提供している。

シンテゴンテクノロジー株式会社(日本) は、 1982年に設立。日本の医薬品・食品市場向けに自社製の国産機や輸入機の販売をはじめ、包装資材、バリデーション、総合的なサービス等お客様の要望に 応じて幅広く提供している。2022年に、日本法人は設立40年をむかえた。

https://prtimes.jp/a/?f=c-65444-2023041821-28b2a70adcf8e5e35f19d99d957f3a2e.pdf

配信元企業:シンテゴンテクノロジー株式会社

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