内閣府4月19日、「若年層の性暴力被害予防月間」のポスターの使用を取りやめることを発表した。ポスターをめぐっては、イラストレーターのたなかみさきさんの作品と類似しているという指摘が複数上がっていた。

ポスター制作業務などを受託した凸版印刷も同日、HPで「たなかみさき様、関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」とコメントを発表した。

今回の経緯について、凸版印刷は弁護士ドットコムニュースの取材に、「ポスターの制作過程で複数のイラストや画像を参考にアイデアを検討しました。その中にたなかみさき氏のイラストもありました」と説明。

「本施策のターゲットである若年層に共感を得るイラストを目指した結果、たなかみさき氏のイラストに類似する結果となってしまいました。また、弊社制作物とたなかみさき様の作品との類似性に関するチェックが不十分であったことから、今回の事態となりました」とコメントした。

ポスター類似で使用中止、「若年層の共感目指した結果」凸版印刷が経緯を説明