投打での活躍が顕著なためあまり目立っていないが、走力は大谷の大きな武器のひとつだ(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平は現地4月18日(日本時間19日)、敵地で行われたヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。初回無死二塁の1打席目に、今季4号となる2ランを放ち、5-2の勝利に貢献した。

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 二刀流のバットが火を噴いた。無死二塁の場面、大谷は相手先発のクラークシュミットが投げた3球目のスライダーを捉え、強烈な一発を放った。打球速度は今季最速の116・7マイル(約187・8キロ)、飛距離は391フィート(約119メートル)だった。大谷は9日(日本時間10日)に行われたブルージェイズ戦以来、ホームランが出ていなかったが、昨季大谷とMVP争いを繰り広げたアーロン・ジャッジの前で、7試合ぶりの一発を叩き込んだ。

 開幕から二刀流として躍動し続けている大谷。今日の試合でもさすがの一発を放ち、現地を沸かせたが、ヤンキースアーロンブーン監督は試合前の会見でそんな大谷について言及していた。

 米ニューヨーク州地元紙『DAILY NEWS』は「アーロンブーン、ショウヘイ・オオタニの最も話題にならない技術に畏敬の念を抱く」のタイトルで記事を配信し、同監督が会見で大谷についてコメントした内容を伝えた。

 ブーン監督は記者から大谷の最も印象的な点を問われると、「スピードだね。あまり話題にならないけど、彼は走らせたら誰よりも最も速い選手だよ」と話し、大谷のすごみとして「走力」を挙げた。また、「彼が投手またはDHじゃなかったら、センターもできるだろうね」とも語った。二刀流として投打に注目が集まる大谷だが、ブーン監督はそのスピードに感心していた。

 さらに会見では「彼は本当に驚くべきことをやっている。私たちが見たことのない特別な才能だし、おそらく二度と見ることができないだろう」と語っていた。敵将も二刀流大谷翔平を称賛せざるをえないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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