アメリカ・ポートランドに拠点を置くPanicは、同社がスウェーデンの電子機器メーカーと共同で手がけるクランク付き携帯型ゲーム機Playdate」について、販売台数が累計で5万台を超えたことを伝えた。VGCEurogamerをはじめとする海外メディアが本トピックを伝えている。

クランク付き携帯ゲーム機「Playdate」の販売台数が累計5万台を突破_001

 Playdateは、クランク型のコントローラーや1ビットのモノクロディスプレイ、シーズンごとに配信されるダウンロード形式のソフトウェアを特徴とした携帯型ゲーム機である。本製品では『塊魂』で知られる高橋慶太氏や“壺おじ”ことGetting Over It with Bennett Foddyを手がけたベネット・フォディ氏、アドベンチャーゲームReturn of the Obra Dinnルーカス・ポープ氏らが独自の操作メカニズムやゲーム機の小ささを活かして手がけた豊富な作品のラインナップも特徴のひとつとなっている。

 今回の発表によると、2021年7月に予約の受け付けを開始してから販売されたPlaydateの台数は4月18日時点で5万3142台を記録しているという。Panicが当初予定していた生産台数は2万台であったが、2021年4月に購入リクエストが可能となった際にはわずか開始20分で2万台すべての予約受け付けを完了。当初の予測の2倍以上にのぼる台数を販売しているようだ。また、発表によると販売台数のうち2万7000件はすでに出荷済みで、残りは2023年末までに配送される予定だ。

 なお、同社はデバイス内で利用できるダウンロード販売プラットフォーム「Catalog」の発表にあわせて4月7日以降の発注分に関する価格改定を発表しており、価格改定後は179ドルから199ドルへ値上げされている。また、ひとつのカタログには11の新作を含む16タイトルのゲーム・アプリが含まれているようだ。

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