大谷のバットに当たりは出ず。4打数0安打2三振と沈黙した(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平は現地4月19日(日本時間20日)、敵地で行われたヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。初回一死で迎えた1打席目に、相手先発のジョニー・ブリトーが投げたチェンジアップを捉え、センター後方に大飛球を放ったが、アーロン・ジャッジがこれを“強奪”。今季5号、2試合連続のアーチとはならなかった。

【動画】大谷翔平の5号弾を阻止したジャッジの“ホームランキャッチ”の映像

 昨季のア・リーグMVPが2021年のMVPホームランを阻止した。大谷はセンターへ大飛球を放ったが、2022年のア・リーグMVP、ジャッジがフェンス際でジャンプ一番。ボールを弾いたものの、右手でキャッチをし、大谷の一発を防いだ。ジャッジのホームランキャッチは現地のファンを魅了し、球場内には「MVPコール」が上がった。

 メジャーリーグで生まれたありとあらゆるホームランのデータを集計している『Would it dong』の公式Twitterで、大谷が放った打球速度が111・5マイル(約179・4キロ)、打球角度が33度、飛距離が411フィート(約125メートル)を記録したことを伝えた。今季5号弾はジャッジのスーパーキャッチにより「幻」に終わった。

 ジャッジのホームランキャッチに興奮したのは現地のファンだけではない。通算132勝を挙げたエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は自身のTwitterで「ベースボールはなんて素晴らしいんだろう。2021年のMVPホームラン性の打球を打つも、2022年のMVPに強奪される!?」と反応し、「オオタニとジャッジは信じられない選手だ!」と連日、球場を沸かせている両雄を称えた。

 昨季、MVP争いを繰り広げた2人のスターが今季もMLBを沸かせている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ジャッジの“神技”で大谷翔平の5号弾は「幻」に MLB通算132勝のレジェンドOBは両雄を称える「2人は信じられない選手だ」