イングランド代表のポール・マーソン氏がチェルシーに対して一刻も早い監督の選定が必要だと訴えた。

昨夏にトッド・ベーリー氏が新オーナーに就任したチェルシー。新オーナーは夏と冬の2度の移籍市場で総額6億ポンド(約1000億円)以上を費やし、イングランド代表FWラヒーム・スターリングアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスウクライナ代表MFミハイロ・ムドリク、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリら大量の選手を獲得した。

しかし、チームは開幕から低空飛行が続き、昨年9月にはトーマス・トゥヘル監督(現バイエルン)を解任。後任としてブライトン&ホーヴ・アルビオンからグレアム・ポッター監督を招へいしたが、状況を改善させられないまま2日に電撃解任となった。

現在はフランク・ランパード監督を今季限りの暫定指揮官として据えているが、就任からの公式戦4試合は全敗。内容は一向に上向かず、プレミアリーグでは11位に沈む危機的状況に陥っている。

明るい兆しの見えないチェルシーについて、イギリススカイ・スポーツ』に出演したマーソン氏は、一刻も早く来季以降を託せる指揮官を招へいすべきだと指摘。今ならその指揮官の下で、残る試合を戦力の見極めに使えるはずだと主張した。

「選手たちは礼を失していると言われようが、もうリーグ戦に関心はなかったと思う。すでにチャンピオンズリーグ(CL)にも、ヨーロッパの大会にも出ることはできないのだからね」

「彼らはレアル・マドリーとの2試合で5回のチャンスを得たが、ゴールは決まらなかった。6億ポンドも使いながら、センターフォワードを買っていないのは致命的だろう」

「今のチームにとって監督が誰であろうと関係はないかもしれないが、それでもクラブは今すぐ監督を招へいすべきだ。フランクを侮辱する意図はないが、彼らはこれから『誰が必要で誰を獲得できるか』について考えなければならない」

「今なら、4~6試合ある中で、来シーズンに活躍しそうな選手とそうでない選手を見極める準備ができる。だが、自分が短期間しかいないと知っているフランクはその判断に適していない。彼が招かれたのは、あくまでCLを戦うためだった」

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