ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグが20日に行われ、ユヴェントスがスポルティングと1-1で引き分け、2戦合計スコア2-1で準決勝進出を決めた。

 本拠地『ユヴェントス・スタジアム』で行われた1stレグを1-0で終えたユヴェントスは、2ndレグでセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチやアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアイタリア代表FWフェデリコ・キエーザらが先発出場。スポルティングでは、日本代表MF守田英正が先発に名を連ねた。

 ユヴェントスは前半9分、フランス代表MFアドリアン・ラビオがゴールネットを揺らして先制に成功。20分にはPKでスポルティングに同点ゴールを許すも、後半はスコアレスに抑えて1-1で引き分け、EL準決勝進出を手繰り寄せた。

 イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は20日、試合後にインタビューへと応じたユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督のコメントを紹介。指揮官は「良い一日だった」と結果に安堵しつつも、「私たちは幸運だった」と試合内容が決して充実していなかったことを認めた。

「今日は特に後半が良かったと思う。しかし、私たちはフィニッシュの面でもっと改善しなければならない。次のラウンドではもっと上手くやる必要がある」

「(準決勝で対戦する)セビージャが通過してくると予想していたんだ。彼らは素晴らしいチームであり、ELで何度も優勝している」

 ELで無類の強さを発揮し、UEFAカップ時代も含めると6回の優勝を誇るセビージャと激突するユヴェントス。準決勝1stレグは5月11日、2ndレグは同月18日に開催される。

ユヴェントスを率いるアッレグリ監督 [写真]=Getty Images