新型コロナウイルスによる肺炎のためにタレント・志村けんさんが2020年3月に死去して、早3年が経過。今月6日号の『週刊新潮』(新潮社)では、晩年の志村さんと特別な関係だったという女性の告白を報じた。その一方で、ニュースサイト『日刊ゲンダイDIGITAL』は4日、数多の交際が明らかになった志村さんの晩年にクローズアップし、「結婚を本当に意識した女性」について触れている。

 記事では、『週刊新潮』に掲載された志村さんと告白女性との“チュー写真”に触れ、志村さんは酔うと好みの女性にキスをするくせがあると明かしている。よって、志村さんの“チュー写真”は、この世の中に何枚存在するか不明であるとし、女性の告白は志村さんにとって“氷山の一角”と示唆した。

 志村さんといえば、かつては芸能界独身貴族の筆頭格ともいわれ、“志村ガールズ”と呼ばれる女性タレントが存在したという。2020年4月のニュースサイト『FRIDAYDIGITAL』では、“志村ガールズ”の中でも「特にお気に入りの『正室』とそれ以外の『側室』が存在した」と報じ、「正室」の“ぶっちぎり”だったのがタレント・優香だと伝えている。

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 同月のニュースサイト『Business Journal』によれば、まだ優香が高校生のときに番組で共演して以来、その愛らしい表情に志村さんが一目ぼれしたという。以来、『志村けんバカ殿様』(フジテレビ系)や志村さんの深夜枠番組の相手役に抜擢され、志村さんにとっても欠かせない“相棒”となり、「優香にはコメディエンヌのセンスがある」などとベタ褒めしていたようだ。

 その一方で、メディアは志村さんと優香の交際疑惑や結婚間近説を長きにわたり数多く報じてきた。だが、2人の決定的な場面はこれまで押さえられたことはない。とはいえ、同サイトは「志村さんが優香にゾッコンだったのは間違いありません」といった芸能関係者の証言を掲載。続けて「しかし、志村さんはシャイで純情な人。好きな女性にはきちんと告白して交際を申し込むタイプ」としたうえで、「そのため優香さんをしょっちゅう食事に誘い、そのタイミングを計っていたんですが、そのたびに彼女はマネージャーや事務所の運転手、あるときには自分の母親をも連れてきた」と明かし、「毎回そういったことがあったため、志村さんは優香さんに告白できなかった」としている。

 志村さんと優香との関係は本人のみぞ知るところで、交際説は憶測にすぎない。だが、2015年1月の『週刊実話』(日本ジャーナル出版)では、志村さん(当時64歳)がガールズバー美人店長と“結婚秒読み”だと報じ、これにより優香(当時34歳)とは交際していたことを前提に「破局した」と伝えている。

 記事によると、志村さんはこれまで、優香や当時フジテレビの加藤綾子アナとの結婚がうわさされていたことに触れ、本命といわれていた優香が、2014年2月の志村さんの誕生日パーティーに出席せず、同年夏の舞台『志村座』にも出演しなかったと指摘。これに“バラエティー番組関係者”は、「2人はかなり前に別れていた」と伝え、女好きとして知られていた志村さんが「真面目に付き合うときは結婚が前提で、優香にはそれが重かった」と報じ、「志村がフラれた」と同誌にタレ込んだという。

 記事の真偽は不明だが、前出『FRIDAYDIGITAL』では、ある時を境に一緒にいるところをすっかり見なくなったとした。これを「巣立ち」と説明し、志村さんに頼らず、独り立ちしたことを意味するとしている。

 2016年6月、優香は同年放送の時代劇『ちかえもん』(NHK)で共演した俳優・青木崇高と結婚。2020年4月、第一子を出産し、現在は育児優先の生活をしている。

 志村さんが死去した翌日、優香は所属事務所を通じてコメントを発表。優香は、「また日本中を笑いで元気にしてくださるだろうと祈っていたし、必ずお戻りになると信じていました。とてもとても悲しいです」と早すぎる死をいたみ、志村さんとの思い出は「一生の宝物」と結んだ。

 日本を代表するコメディアンの死は日本中を悲しみに包んだ。恋多き一面も愛される一因で、そんな志村さんの喜劇は世代を超え、今後も語り継がれていくだろう。

志村けんさん