セリエA第31節、ユベントスvsナポリが23日に行われ、0-1でナポリが勝利した。

勝ち点15剥奪が一時的に撤回となって3位に浮上したユベントス(勝ち点59)は、3日前のヨーロッパリーグ(EL)ではスポルティングCP戦を引き分けに持ち込みベスト4進出。そのユベントスディ・マリアとヴラホビッチをベンチスタートとし、ミリクとスーレが2トップを形成した。

一方、前節ヴェローナ戦をゴールレスドローで終えた首位ナポリ(勝ち点75)は、ミランに屈してチャンピオンズリーグ(CL)から敗退した中、ジエリンスキとラフマニを除いて現状のベストメンバーを送り込んだ。

立ち上がりから圧力をかけたのはナポリ。しかし11分、ユベントスはクアドラードがGK強襲のミドルシュート。さらに16分、ミリクのヘディングシュートで牽制した。

その後も自陣に引くユベントスに対し、ナポリが押し込む展開で推移。だが、膠着状態が続き、そのままゴールレスでハーフタイムに入った。

迎えた後半、開始5分にクワラツヘリアがGKシュチェスニー強襲のシュートを放ったナポリが前半同様に押し込む展開で立ち上がっていく。

守勢のユベントスが61分にディ・マリアとキエーザを投入したのに対し、ナポリは70分にオシムヘンがボックス内から際どいシュートを浴びせる。そして直後のCKからオシムヘンがヘディングシュートを放つも、GKシュチェスニーの正面だった。

ナポリの攻勢が強まる中、ユベントスが82分に均衡を破りかける。ロングカウンターに転じた流れからディ・マリアがシュートを決めたがVARが入り、カウンターの起点となった際、ミリクのロボツカへのファウルがあってゴールは取り消しとなった。

さらに90分、投入直後のヴラホビッチがネットを揺らす場面があったものの、ラストパスを送ったキエーザのところでゴールラインを割っておりノーゴールに。

追加タイム3分にはナポリビッグチャンス。しかし、オシムヘンのボックス内からのシュートはGKシュチェスニーに止められてしまう。それでも、波状攻撃の流れからナポリに決勝点が生まれる。エルマスの右クロスをラスパドーリがボレー。シュチェスニーの股間を抜いてネットが揺れた。

1-0で競り勝ったナポリは次節サッスオーロに勝利し、2位ラツィオインテルに敗れると33年ぶりスクデットが決まることとなる。

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