ナポリルチアーノ・スパレッティ監督がコメントした。

チャンピオンズリーグ(CL)こそクラブの歴史をさらに更新する4強進出が叶わなかったものの、セリエAでは33年ぶりのスクデットに視界良好のナポリ。24日の第31節ではユベントスとのアウェイ戦となったが、ジャコモ・ラスパドーリの後半アディショナルタイム弾で劇的勝利した。

足踏みの2位ラツィオを17ポイント差に突き放したナポリは来週末にも優勝決定のところまで迫り、スパレッティ監督も『DAZN』で地に足をつけつつ、喜びを口にした。

「このような大事な試合であのようなレベルの相手を下しての勝利は勝利に向かってレンガを積むようなもの。だから、選手も自ずと喜んでいる。終了間際のゴールでなおさらね」

「だが、まだ終わったわけではないし、シャンパンコルクや心の栓を抜くのは待とう。CL敗退の悔しさから数日後に簡単ではなかったが、よくプレーしてくれた。今日、あれ以上はできなかったと思う」

また、いち指導者としても夢のスクデットが確実に迫るスパレッティ監督は自身のこれまでを振り返り、実際にその瞬間が巡れば「長年の犠牲が報われる」と話した。

「時々、振り返ったりする。私はファーストクラスで窓の外を眺めながら旅したことはない。常にヒッチハイクだ。だから、スクデットを手にしようとする立場になり、長年の犠牲が報われるような感覚がある」

「もちろんながら、ここにいられて満足している。私はタッチラインでフットボールシューズを履いていると、よく馬鹿にされたものだ。あのシューズがどうしても欲しかったが、手に入らなかったからだ」

「私の指導者キャリアはトップチームを率いる機会を掴む上で、おそらく選手時代に尊敬と称賛を集めた他の者たちよりも厳しい道のりだったことだろう」

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