株式会社水谷精機工作所(本社:三重県桑名市福島750、代表取締役社長:水谷康朗、以下 当社)は、CADデータの事前検証や遠隔ビデオ会議システムとして開発した既存サービスのDXマイスターシリーズが、リモート社会見学ツールとして桑名市立修徳小学校に導入されましたのでご紹介します。

  • 導入に至った経緯

新型コロナウイルスの影響でさまざまな学校行事が中止・縮小となり、企業を訪問する社会見学も実施するのが困難な状況が続いていました。対面での接触が制限されるなか、児童の安全を確保しながら「現場を知る」という大切な学びを体験してもらおうと、桑名市立修徳小学校にてDXマイスターシリーズを活用したリモート社会見学が実施されました。

  • リモート社会見学の実施内容と導入後の成果

修徳小学校のリモート社会見学は、スマートグラス(カメラ付きの眼鏡型端末)を使用した遠隔ビデオ会議システム『リモートマイスター』を用いて行われました。児童には教室で当社の工場をバーチャルで見学してもらいながら、代表して工場を訪れた先生にはスマートグラスを装着してもらい、児童の代わりに「見る・触る・表現する(伝える)」などの作業を体験していただきました。

<社会見学ツールイメージ> ※サンプル

■バーチャル商店街↓

http://www.mizutani-seiki.com/virtual-shotengai

■バーチャル工場見学
http://www.mizutani-seiki.com/digital-twin

<修徳小学校の先生方のコメント>
・児童の反応が大変良かった。今後も使えると良い授業ができると思う。
・地元でも工場見学ができていなかったので児童の前向きな発言を聞くことができた。
・児童がタブレットを積極的に活用し、説明していない機能まで使いこなしていたことに驚いた。
・工場に居ながら教室の状況も把握できるため、一体感を感じられた。
タブレット配布など教育の在り方が変わっていくなかで、有効な取り組みだったと思う。

当社も社会見学の受け入れは、安全対策のため多くの従業員が対応に追われることになり、負担が大きかったものの、リモート社会見学は業務に支障をきたすことなく最低限の人員で対応することができました。

  • 今後の活用について

DXマイスターシリーズは、訪問するのが難しい遠隔地の企業でも社会見学ができるため、教育現場においては感染症対策に関係なく、学習機会や体験機会を広げるツールとしての活用が期待できます。また、ものづくりの現場では世界各地で開催される展示会や工場の視察、インターン等にリモートで参加できるため出張経費を削減するツールとしての活用が見込まれます。
さらに現場や作業を疑似体験することによって精度が向上し、伝統技術・伝統文化の継承にも役立てられると考えています。他にも観光体験・空間デザインの検討など、活用領域は広く、今後はAI技術との組み合わせによって人手不足を解消するなど、DXマイスターシリーズの用途を広げていく予定です。

現場側の使用風景
指示側の使用風景

1. リモートマイスター
http://www.mizutani-seiki.com/remote-meister
リモートマイスターはスマートグラス(カメラ付きの眼鏡型端末)を使用した遠隔ビデオ会議システムです。切削面の加工精度を遠隔で確認できるほどの高画質映像(1280万画素)でリアルタイム通信を実現します。

2. デジタルツイン
http://www.mizutani-seiki.com/digital-twin
デジタルツインはバーチャル空間にさまざまな環境の情報を一元化し、リアルな空間を体感できるサービスです。シンプルな操作で実際の建物にいるかのような没入感を味わうことができます。

3. TAマイスター
http://www.mizutani-seiki.com/ta-meister
TAマイスターは「究極のトレサビリティシステム」と「高画質遠隔支援システム」を融合したサービスです。製造現場の映像データを2年以上にわたって長期保存することができ、高速検索・高速再生・時間計測・比較機能も備えています。

  • 企業情報

株式会社水谷精機工作所は、三重県桑名市の機械設備メーカーです。1939年に旋盤・平面研削盤メーカーとして創業し、アルミ加工と設備製造を主軸にものづくりを行ってきましたが、VR技術の導入をきっかけにいち早くDXに取り組みDX事業部を発足。現在は新規事業として業務コンサル、改革提案、活用提案による業務改革の推進などを行っています。

株式会社水谷精機工作所
〒511-0002 三重県桑名市福島750
http://www.mizutani-seiki.com/

配信元企業:株式会社水谷精機工作所

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