ブライトンで活躍を続けている日本代表FW三笘薫

プレミアリーグ1年目ながら圧巻のパフォーマンスを見せつけている。

ここでは、三笘を絶賛したレジェンドたちの言葉をまとめてみる。

元イングランド代表FWアラン・シアラー

「ランニング、献身性、そして、絶対的なワールドクラスのゴール!(レスター戦の得点)」

「素晴らしかったし、ボールを持つたびに脅威になっていた」「三笘はまた魔法を発動した」

「素晴らしい補強、素晴らしい選手だ。自信に満ち溢れており、すごい能力がある。

ディフェンダーを止めた後に動き直す。DFは彼を捕まえたと思っても、彼はDFを止めた後にまた離れて行く」

「彼は信じられないほどの能力を持っている。今シーズンの彼はすごい」

シアラープレミアリーグ史上最多ゴール記録(206)を持つ超レジェンドであり、歴史に残るスーパーストライカー

元イングランド代表FWイアン・ライト

「彼は全てのツールを持っているよ。本人はフィジカルを鍛える必要があるかもしれないと話していたが、私にはそう見えないね。

スペースに入り込み、シュートを狙う。素晴らしいパス、スピード、アフターバーナーを使って置き去りにする。ゴール嗅覚もある。

ウィングからスタートし、なかに入ってスペースを見つける。

もし彼が(プレミアのフィジカルに)慣れるのを待っているなら、慣れた時には本当の彼を見ることになるだろう」

ライトはティエリ・アンリに抜かれるまでアーセナルのクラブ史上最多得点記録保持者だった名FW。

26歳までトップリーグプレーしたことなかった苦労人であり、30歳以降のプレミアリーグでの得点数(93)は、ジェイミー・ヴァーディに抜かれるまでは歴代1位だった。

元イングラド代表DFリー・ディクソン

「彼は抑え込むのが非常に難しい。

(ボールを)持って走るのを好むので、(対峙する相手は)寄せて、足元でボールを止めさせ、供給ラインをストップさせる。

だが、彼はサイドバックが来る前の判断がとても優れているので、スペースがあれば、相手を打ち負かす必要はない。

ベッカムもそうだった。彼には近寄れない、すでにパスを見せているからね。

彼をクローズダウンすることはできない、彼がクロスを蹴り入れてくることは分かっているからね。

だから、距離をとることになる。だが、そうすると彼はスペースを貰えるので、今度は相手に向かって走ってくる。

なので、彼の最大の武器は判断力といえるだろう」

ディクソンはアーセナル史上4位となる通算619試合に出場したレジェンド。クラブを長く支えた「フェイマス4」の一角として名を残した人物だ。

ガース・クルックス

「この日本代表選手は、1970年代に若き日のピーター・ウォードが現われて以降、私が見てきたブライトン選手のなかで最もエキサイティングだ」

1980年代トッテナムマンチェスター・ユナイテッドプレーしたクルックス氏は、黒人として初めてPFA(英サッカー選手協会)会長になったほか、大英帝国勲章も授与された人物。

元イングランド代表FWジョン・バーンズ

「ワイドのMFという点で、三笘はいい動きをするし、ゴールをも決めるし、ハードワークもして、クリエイティブだ」

リヴァプールで通算300試合以上に出場したレジェンド

1988年にはPFA年間最優秀選手賞を受賞したほか、イングランドサッカー界の殿堂入り、フットボールリーグレジェンド100人にも名を連ねている。

元イングランド代表DFポール・パーカー

「私は三笘薫が本当に好きだ。彼はとてもダイレクトで、相手の外側に仕掛けることを好む。

これは現代のサッカーでは珍しいものだから、それを得意とするディフェンダーもいない。

マンチェスター・ユナイテッドで彼に会えるのを楽しみにしているが、それにはウインガーを何人か整理しなければいけない。

まずはジェイドン・サンチョから売り払うことができる。私は彼よりも三笘を入れたい」

マンチェスター・ユナイテッドでもプレーしたレジェンド

PFAの年間ベストイレブンに4年連続で選出されたほか、1990年ワールドカップでもプレーした。

元フランス代表FWルイ・サア

「彼は素晴らしい選手、非常にスマートで、機動性があり、俊敏だ。

ブライトンにいた)レアンドロ・トロサールがアーセナルでやれることを見せている。三笘もビッグクラブで同じことがやれると信じているよ。

彼はブライトンで一貫性を大いに見せつけているし、自分はとても感銘を受けている」

マンチェスター・ユナイテッドでもレフティストライカー

2006年W杯の準優勝メンバーのひとりでもある。フラム時代には稲本潤一とも同僚だった。

元イングランド代表FWピーター・クラウチ

三笘薫は一級品」

「この日本人ウィンガーは今季のベスト補強のひとり。彼のプレーを見るのは大好き」

クラウチは身長201cmとイングランド史上に残る長身ストライカー。10代の頃の彼を見たアーセナルヴェンゲル監督は「背が高すぎて気の毒に感じた。バスケをやるべきだと思ったくらい」と後に話している。実はポーツマス時代に川口能活とチームメイトだったこともある選手だ。

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なお、三笘はリヴァプールの天敵と呼べる活躍を見せており、あのユルゲン・クロップ監督も「ミトマは本当に良い。なので、当然ながら大変だった」と脱帽。

さらに、元トッテナム監督ティム・シャーウッドは「三笘はギャレス・ベイルのようにボールを動かす。ボールを持ってスピードに乗ったドリブルをする。彼はとてもとても巧みに扱う」とベイルに匹敵するとも語っている。

三笘薫を誉めちぎったレジェンドたちとその言葉まとめ