森田望智が地上波ドラマ初主演を務めることが発表された。森田は、フジテレビのヤングクリエイターたちが月替わりで送る「火曜ACTION!」枠で、5月9日(火)にスタートする“ノスタルジック青春ドラマ”「バイバイ、マイフレンド」(毎週火曜夜0:25-0:55ほか、フジテレビ/全4話)に出演。高校時代の親友たちと10年ぶりに再会したことで、再び小説家を目指す主人公を演じる。

【写真】Netflix映画「シティーハンター」でヒロインを演じる森田望智

■親友と目指した夢を再び追いかける

同作は、17歳の時に経験したつらい出来事のせいで心を閉ざしてしまった主人公が、高校での親友と思いがけず再会を果たし、その親友と目指した夢を再び追いかける姿を描く。森田が演じる主人公・早川麻衣(はやかわ・まい)は、東京で派遣社員として働く傍ら、小説家を目指し文学賞に作品を応募しては落選する日々を送っていた。そんなある日、派遣先から契約を切られ、ラストチャンスと応募した賞にも落選。希望を失いかけた矢先、ある出来事をきっかけにバラバラになっていた高校時代の親友たちと10年ぶりに再会する。

何もかもうまくいかず人生に悲観していた麻衣は親友たちとの再会をきっかけに前向きな気持ちを取り戻しながらも、実は10年間、親友に抱き続けた罪悪感に苦しんでいた。麻衣は「もう一度やり直せたら」という期待を胸に、止まっていた時間を取り戻していくが…。

■「全裸監督」で注目、「シティーハンター」のヒロインにも抜てき

主人公・麻衣を演じる森田は、配信ドラマ「全裸監督」シリーズ(2019~2021年、Netflix)でヒロインを演じて一躍脚光を浴びた。その後も立て続けに、連続ドラマ「恋する母たち」(2020年、TBS系)、連続テレビ小説おかえりモネ」(2021年、NHK総合ほか)に出演して注目を集める。さらに、日本を代表する国民的漫画「シティーハンター」の日本初の実写化となる映画「シティーハンター」(2024年全世界配信予定、Netflix)ではヒロインの槇村香役に抜てきされた。

■森田望智コメント

――本作のオファーを受けた際の率直な感想は?

私に主演が務まるのだろうかという緊張感に覆われつつ、主人公は描かれる背景が一番多い役なので、演じる上で人一倍の景色を見ることができるんだなと高揚感もありました。

――台本をお読みになった感想は?

私の頭の奥の方で眠っていた高校時代の記憶が、苦くてきらめいていて、懐かしいような気持ちで色付いてよみがえっていくような感覚がありました。友情を育む上で誰しもが経験してきた要素がたくさん詰まっていて、すぐ隣で寄り添ってくれているような温かいお話だと思いました。

――主人公・早川麻衣を演じる上での役作りについて教えてください。

高校時代に置いてきてしまった後悔を10年後の今も見つめ続けている役なので、何をしていてもそのキュッと締め付けられるような感覚は大事にしたいなと思っています。けれど人間なので、後ろめたさがある中でも楽しい時は心から笑うことだってあるという感覚も同時に忘れないでいたいです。

――本作のストーリーにかけて、森田さんが学生時代を思い返しもう一度やり直したいこと、やってみたかったことを教えてください。

仲の良い友達と深く話すことが多かった学生時代でした。今戻れるなら、その時ちゃんと話せなかった他の子たちとも仲良くなりたい。“好きな食べ物は何?”から始めて、知られざる一面を見つけられたら楽しそうだなと思います。

――見どころなど視聴者の方へメッセージをお願いします。

私には大切な友達がいます。この作品に携わることができて感じたことは、こんな私の側にずっと居続けてくれている子を絶対に幸せにしたい、という思いでした。この作品を見た後に、そんな誰かを思う気持ちが皆さんの胸にもじんわりと深く届けられたらうれしいです。

■プロデュース・栗原彩乃(フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント

かねてより描きたかった、歳を重ねても続く“女性同士の友情”がテーマです。ファンタジー要素も交えた、切なくも温かい物語が出来上がりました! 森田望智さんに演じていただく主人公の麻衣は、高校時代の罪悪感にさいなまれ、自分らしく生きられなくなった女性です。そんな麻衣が、苦い過去を忘れるでも乗り越えるでもなく、過去を胸に抱き留めながら、共に一歩前へ踏み出そうとする…その繊細でリアルな心の変化を、全4話を通して森田さんが見事に演じてくれています。ぜひ、学生時代の大切な人を思い浮かべながらご覧ください。どうぞお楽しみに!

ドラマ「バイバイ、マイフレンド」で主演を務める森田望智/(C)フジテレビ