ローマレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が、ジョゼ・モウリーニョ監督を称えた。クラブ公式サイトが伝えている。

モウリーニョ監督の下で2シーズン目を迎えたローマは、昨夏に獲得したFWパウロ・ディバラ、MFネマニャ・マティッチらの活躍もあり好調を維持。ヨーロッパリーグ(EL)はベスト4進出を果たしており、セリエAでは24日に行われたセリエA第31節のアタランタ戦こそ120分間戦ったELの疲労もあり1-3で敗れたが、それでも4位ミランと勝ち点で並ぶ5位につけている。

こうしたチームの歩みについて、ローマのバンディエラとして24年間にわたってプレーし続けたトッティ氏も高く評価しているようだ。アタランタ戦に『DAZN』のゲストとして招かれていた同氏は、試合後の会見に出席したモウリーニョ監督に対して賛辞と激励の言葉をかけた。

ミスターモウリーニョ、あなたが指揮を執ることで、セリエAでもELでも素晴らしい結果を残せると私は強く確信している。私はあなたがチームに対して言った言葉や、チームそのものを誇りに思うよ。我々ファンはいつだってあなたの後ろにいて、後押しする準備ができている。あなたはそれに値するだけの人だ」

これに対して、モウリーニョ監督は感謝の言葉を述べつつ、最後には指揮官らしいジョークを交えたコメントを返している。

「(トッティ氏は)ローマのカピターノなのだから、私のことはミスターでも監督でもなくジョゼと呼ぶべきだね。でも、優しい言葉に感謝したい。私は奇跡は起こせないが、このチームとファンの絆は一つの『奇跡』かもしれない」

「どの場所でも、我々のプレーがどうであっても、結果がどのようなものでも、負傷者がいようがいまいが、みんながこのチームの価値を理解してくれている。我々はいつだって、最後の最後まで共に戦っているのだ」

「土曜日は、我々のためにも君(トッティ氏)に試合に出てほしいくらいだ。ただ、今の状況だと我々には君より(ローマでキャプテンを務めた経歴を持つセンターバックの)アウダイールのほうが必要だったかもしれないがね」

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