神戸レザー協同組合神戸市中央区元町通6-7-3、代表理事 片山喜市郎)は、ランドセル国内製造販売本数No.1ブランド※「フィットちゃん」を製造・販売するランドセルメーカーの株式会社ハシモト(富山市北新町1-2-25、代表取締役 橋本昌樹)とコラボレーションし、“フランス人向けランドセル”を開発。この度は、そのプロトタイプとなるランドセルが完成しました。世界で注目されている皮革「 KOBE LEATHER(R) 」と日本最高峰のランドセル職人の技術力が光る商品となっています。
※「フィットちゃん」は株式会社ハシモトが商標権及び背負いベルト取り付け具に関する特許権を持ち、複数社で製造販売するランドセルブランドです。 [調査対象期間]2022年1月~12月 [調査範囲]メーカーに限る [調査機関]株式会社東京商工リサーチ

なぜフランス人向けのランドセルなのか!?

 神戸レザー協同組合は、今年の1月19日から1月23日までフランス・パリで開催された世界最高峰のインテリア&デザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ」に3年ぶり2回目の出展をしました。世界最高レベルのなめし技術によるデザイン性の高い商品と「神戸牛(但馬牛)」の皮という副産物を活用し、新たな価値を見出しているアップサイクルモデルに高い評価を獲得。

 その商品の中でも特に、フランス人バイヤーたちの注目を集めたものがランドセルでした。ランドセルは、パリをはじめとしたフランス国内で新たなファッションアイテムとして人気が高まっており、神戸レザー協同組合は、来年のメゾンエオブジェに向けて“神戸レザーを使ったフランス人向けのランドセルの開発を株式会社ハシモトご協力のもと行います。 

神戸レザーの上品な皮革と日本最高峰のランドセル職人の技術が光るランドセル

 今回のプロトタイプは、メゾンエオブジェフランス人バイヤーたちから実際に好評を得た神戸レザの皮革「UZU」 (ブラック) と「TSUYU」(ブルー)、そして、全国の小学生に大人気の「フィットちゃん」ランドセルをベースに使用し、2タイプを製作。プロトタイプながらも、素材(皮革)やデザイン、そして機能性を両立させたランドセルとなっています。

「UZU」

凹凸の質感が特徴的な黒い皮革の「UZU」は、合成タンニン鞣(なめ)し、染料で仕上げながらも、シュリンク(シボだし)することで立体感を表現。 独特のコシと経年変化を楽しめる皮革です。

「TSUYU」

毛足の長い上品な質感と鮮やかなブルーが特徴的な「TSUYU」は、クロム鞣しで、染料で仕上げ、革の風合いを残しつつ、発色よく仕上た皮革 。柔らかく非常に軽く仕上げていることに加え、撥水加工を施しています。

通学カバンを科学するフィットちゃんの技術力・研究開発

フィットちゃんでは、「期待値を超えるモノづくりをする」という考えのもと、130人の職人と、75年にわたって鍛えたものづくりの知見、そして常に通学カバンの最先端でありつづけるべく、日々技術研究・開発を重ねています。今回のランドセルにも、自然な姿勢を保ち、肩への負担が約50%に軽減されて、軽く感じることができる「フィットちゃん背カン」を搭載しています。

【フィットちゃん公式サイト:https://www.fit-chan.com/

「KOBE LEATHER(R)︎」とは、厳しい基準をクリアした但馬牛の原皮

 世界最高の食材の一つ「神戸ビーフ」を生み出す但馬牛の原皮から生まれた皮革素材です。兵庫県でしか育つことが認められない但馬牛のうち、肉質など厳しい基準を満たした肉だけが「神戸ビーフ」として認定。「神戸ビーフ」とされた但馬牛の原皮だけを、神戸レザー協同組合が選別し「神戸レザー」と認定しています。

神戸レザー協同組合 代表理事:片山喜市郎 コメント

 今回のプロジェクトに、ランドセル業界のトップブランドである「フィットちゃん」を開発されております株式会社ハシモト様にご協力頂き、大変感謝しております。

 今年1月のメゾンエオブジェに出展した際に、多くのフランス人バイヤーの方がランドセルにとても興味を示して下さいました。ただ、日本のランドセルはデザインだけではなく、子供の負担を軽減する技術など機能性の部分でも世界に誇る技術があります。だから、デザインだけではなく、機能も備えたランドセルを世界にアピールします。今後は今回製作したプロトタイプを元に更に改良し、来年のメゾンエオブジェにて、自慢のランドセルを出展できればと考えております。

株式会社ハシモト 代表取締役:橋本昌樹 コメント

 今回、世界でも注目を集める「 KOBE LEATHER(R) 」の神戸レザー協同組合様よりお声がけ頂き、大変光栄に思っております。

 フィットちゃんは、“こどもがうれしい。それが、いちばんうれしい。”をコンセプトに、企画・製造しています。私たちがつくるランドセルは、単なる通学のための道具だけではなく、子どもたちの憧れを形にしたモノだと思っています。“MOTTAINAI(もったいない)”というワードが世界共通言語として広がりつつありますが、この日本独自の精神が育まれた背景の一つには、6年間使うランドセルの存在もあるのではないかと私は思っています。我々のものづくりを通して、そうした日本の美しい文化をもっと世界に広げていけたらいいなと思っています。【株式会社ハシモト:http://www.hashimoto-web.jp/

配信元企業:神戸レザー協同組合

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