遠藤憲一が、4月25日に都内で開催された映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」の大壮行会イベントに登場。共に日本版声優を務めた山寺宏一加藤浩次秋元才加と、家族や仲間など“大切な人”との絆を深めるために最も重要なことについて語った。

【写真】向かい合って「遠藤憲一のいいところ」を伝える加藤浩次

■“銀河一の落ちこぼれチーム”がラストバトルを展開

同作はジェームズ・ガン監督がメガホンをとる、マーベル・スタジオ劇場公開最新作。「アベンジャーズ/エンドゲーム」でアベンジャーズの一員として世界を救った、“銀河一の落ちこぼれチーム”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーピーター・クイルらが、愛すべき仲間の命とチームの存続を懸けて、興奮と感動のラストバトルを展開する。遠藤は、「アイ・アム・グルート(私はグルート)」のワンフレーズしか話さない、樹木型ヒューマノイド・グルートの声を担当。

今回のイベントでは、愛すべき仲間たちとの絆が描かれる作品にちなんで、大切な人との絆を深めるために最も重要なことについてフリップトークも行われた。

■遠藤「俺はダメなところしかない」

遠藤は「ダメなところをさらけ出す」と記し、「ちょっとこれ逃げなんだけどね。俺はダメなところしかないので」とコメント。すると加藤はすぐさま「そんなことないですよ!いいとこばっかりですよ!」とフォロー。“具体的”に、遠藤のいいところについて「額の形とか…。きれいな形してますよ! あとは目頭のシワとか…(笑)」と独特な意見を。

「額!? もう上がっちゃっているんだけどね」などと笑って受け止めながら、遠藤は「基本は本当にダメなところいっぱい持っているんで。俺の場合、さらけ出そうと思わなくても自然と出ちゃうんですけど、相手のそれに合わせて、相手のダメなところも出してくれると心の交流を持てますよね」と語り、加藤も「どっちかが出すと(自分のダメなところも)出しやすいですよね」と同調していた。

一方、加藤は「『下着の共有』です」と真顔で語り、他の登壇者を「どういうこと?」「奥さんとも?」「えーっ!」とひとしきり困惑させた後、「うそです!こういうことかなって。こういうことじゃないんですか?」と、あえて“芸人感”を出した答えで盛り上げようとしたことを明かす。それに対し、MCの青木源太アナウンサーから「相方の山本(圭壱)さんとならあり得ますよね」と妙な納得をされ、慌てて「うそだって言ってんだろ!絶対嫌だよそんなの!」と全否定。

なおも「でも、“その心”はあの…」と青木アナが食い下がると、加藤は「“その心”なんかねえんだよ!ただ書いただけで。なんか、クスクス笑いになるかなって…書いたらこんな結果ですよ」と、しょんぼりしていた。

■加藤、相方と新鮮さを保つため「仕事以外では会わない」

その流れで、遠藤から「相方さんとは長いじゃないですか。新鮮にお互いが交流し合うためにはどんなことが必要なの?」と素朴な質問が。加藤は「急にどうしたんですか(笑)」と驚きつつ、「仕事以外は会わないことだと思います。そのほうが新鮮だと思います。僕は10年くらい全く会わない期間があったので、今すごく新鮮です」と晴れやかな表情で答えた。

ほか、「本音で語る」と書いた秋元は「大事なうそもありますけど、この人と絆を築きたいなと思う親友だったり、家族にはなるべく本音で語って、嫌なことは嫌、好きなことは好きと正直に話すようにしています」と明かし、「リスペクト」とフリップに書いた山寺は「お互いを尊敬し合うという気持ち。ダメなところがいろいろあったり、本音で語ったりもするけど、その奥にリスペクト。相手を尊敬する気持ちがあればいいんじゃないかと。どんなにダメなところがあっても、下着を共有したくなくても、リスペクトがあれば大丈夫」と他キャストの答えも絡めつつ、まとめていた。

■こういう作品もこんなに楽しいんだ!って

最後に、遠藤は「今さらこんなことを言うのもあれなんですけど、僕自身、映画の好みとしてCGを使った作品が嫌いでした。この作品で出会って、“食わず嫌い”だったことが分かって、ものすごい工夫や感動がいっぱい満ちあふれていてこんなに楽しいんだ!って。俺みたいな人にも、ぜひこの作品に出会って、こういう世界の面白さを知ってほしいと思います」と“SF作品”への思いを打ち明けつつ、今作をアピールした。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」は全米公開に先駆け、5月3日(水)より劇場公開。過去シリーズはディズニープラスで配信されている。

◆取材・文・撮影=ブルータスシーダ(STABLENT LLC)

遠藤憲一が映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」の大壮行会イベントに登場/※ザテレビジョン撮影