しろがねの葉』で第168直木三十五賞を受賞した千早茜氏。集英社では、その受賞第一作となる『赤い月の香り』を、4月26日(水)に発売いたしました。

【作品紹介】
千早茜・著『赤い月の香り』

千早茜・著『赤い月の香り』/集英社 カバー

天才調香師は、人の欲望を「香り」に変える――。

「君からはいつも強い怒りの匂いがした」
カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり……。
香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続く、ドラマチックな長編小説。

発売日:2023年4月26日(水)
定価:1,760円(10%税込)
四六判ハードカバー 224ページ
ISBN:978-4-08-771832-4


また、『赤い月の香り』の前作にして多くの熱烈なファンを持つ『透明な夜の香り』を、集英社文庫版として4月20日(木)に発売いたしました。

【作品紹介】
千早茜・著『透明な夜の香り』
千早茜・著『透明な夜の香り』/集英社文庫 カバー

香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。

元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。

発売日:2023年4月20日(木)
定価:704円(10%税込み)
文庫判 288ページ
ISBN:978-4-08-744509-1


『赤い月の香り』、集英社文庫版『透明な夜の香り』の刊行を記念して、雑誌「小説すばる」5月号(発売中)では、千早茜氏と村山由佳氏の対談、千早氏のエッセイ等を掲載。また、WEBサイト「集英社 文芸ステーション」では、千早氏のインタビューを掲載しています。合わせてお楽しみください。
詳しくはこちら:https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/akaitsukinokaori/

配信元企業:株式会社集英社

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