ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023」が11月にサントリーホールで開催され、同月に名古屋、大阪、横浜でも公演が行われる。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、1842年に創立され、名立たる作曲家や演奏家を輩出してきた世界最高峰のオーケストラで、サントリーホールは、1999年よりウィーン・フィルの演奏を日本で定期的に聴くことができる「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」を開催してきた。

今年は、自らに「ウィーン音楽の血が流れている」と語る指揮者フランツ・ウェルザー=メストが登場。メストとウィーン・フィルは固い友情でむすばれており、「サマーナイト・コンサート」や「ウィーン・フィル ボール(舞踏会)」、ヴェルサイユでの歴史的なコンサートなど、数々の名演を残してきた。

2023年1月の「ニューイヤー・コンサート」では、14曲が同コンサート初演奏という意欲的なプログラムで、「同コンサート史上最高の公演のひとつ」と絶賛されており、“ニューイヤー・コンビ”での公演は見逃せないものになりそうだ。

ソリストには、教育者、慈善活動家としてもクラシック音楽界を代表するピアニスト、ラン・ランが出演。サントリーホールでのフランツ・ウェルザー=メストとウィーン・フィルとの顔合わせは2018年以来となる。

フランツ・ウェルザー=メスト ⒸJulia Wesely
ラン・ラン ⒸGregor Hohenberg / Deutsche Grammophon

さらに期間中「音楽文化の実りと豊かな発展」というウィーン・フィルサントリーホール共通の願いのもと、無料公開リハーサルウィーン・フィル奏者によるマスタークラス、青少年プログラムが開催される。

また、11月12日(日)の公演限定で中学生から25歳までの青少年を対象としたユース席を新たに設定。次世代を担う観客が世界最高峰の演奏に触れる機会が創出される。

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023
大和ハウス Special
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
ピアノ:ラン・ラン(11/14)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

11月12日(日) 16:00開演
R. シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』作品30
ブラームス交響曲第1番 ハ短調 作品68

11月14日(火) 19:00開演
サン゠サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品22 (ピアノ:ラン・ラン)
プロコフィエフ交響曲第5番 変ロ長調 作品100

11月18日(土) 16:00開演
ベートーヴェン交響曲第4番 変ロ長調 作品60
ブラームス交響曲第1番 ハ短調 作品68

11月19日(日) 16:00開演
R. シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』作品30
ドヴォルジャーク交響曲第8番 ト長調 作品88(B 163

サントリーホール 大ホール

https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/wphweek2023/

11月10日(金) 名古屋
愛知県芸術劇場 コンサートホール

11月11日(土) 大阪
フェスティバルホール

11月15日(水) 横浜
横浜みなとみらいホール 大ホール

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2342558

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ⒸLois Lammerhuber