百獣の王として知られるライオンは「王者の咆哮(ほうこう)」と呼ばれるほど、迫力のある鳴き声を持つ動物だ。
シカゴの動物園で、来場客を前にライオンのオスが迫力ある雄叫びを披露してくれた。岩の上に立つのその姿も凛々しいが、園内に響き渡る迫力ある声は、動画からでも伝わってくる。音声をオンにして聞いてみてほしい。
Epic Lion Roar at Lincoln Park Zoo
イリノイ州シカゴ、リンカーン・パーク動物園で、来場客は歓喜した。オスのライオンが岩の上に上り、王者の咆哮を披露してくれたのだ。
この動画は6年前にYoutubeに投稿されたものだが、再生回数は2000万回を超えている。
その雄叫びに、来場者らは拍手喝采。ライオンは鳴き終えるとそのまま岩の上に座りドヤっとした表情で来場者たちを眺めているようにも見える。
ライオンの鳴き声はどれくらい大きいのか?
ライオンの鳴き声は非常に大きい。約115デシベルくらいだといわれており、 ロックコンサートやジェット機の離陸時の音量と同じくらいだ。
さらにそれだけでなく、ライオンの鳴き声には、その範囲を超える低周波音を含んでいる。低周波音とは、人間が聞こえないほど低い音で、遠くまで伝わりやすく、振動や圧力として感じることができる。
そのため声の届く距離も長く、サバンナだと、約8km先まで到達するという。これは、東京タワーから皇居までの距離と同じくらいだ。
ライオンはその音量と届く距離で、他の動物たちに自分のテリトリーを主張したり、仲間と連絡を取ったりしているのだそうだ。
以下の写真は、タンザニア北部、セレンゲティ国立公園で写真家のShaaz Jung氏が日没時に雄たけびを上げるライオンをとらえたもの。
「ライオンキング」の映画そのもののようでかっこいい。
written by parumo
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