中国の航空会社大手、中国国際航空(00753/香港)が4月26日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績報告を発表した。売上高が前年同時期から約2倍になるとともに、赤字が大幅に減少した。
 
 23年1〜3月期の売上高は250億6771万人民元で、前年同時期の1291757万元から94.06%増加した。また、親会社株主に帰属する純損益は29億2640万元の赤字で、88億9992万元の赤字だった前年同時期から67.12%赤字額が縮小した。1株あたりの純損失も前年同時期の0.65元から0.19元にまで回復した。
 
 新型コロナによる厳しい外出規制が続いていた前年同時期に比べて業績が大きく回復しており、同社は座席利用率と輸送価格が両方上昇したことで売上高が大幅に増加し、赤字の減少につながったと説明している。
 
 当期の乗客人数は前年同期比3.62倍の936万9500人で、国内路線が同3.53倍の897万1500人、国際路線が同11.79倍の19万6100人、地区間路線が同6.33倍の20万2000人。有償旅客キロも全体で同3.75倍、国内路線が同3.54倍、国際路線が同11.34倍、地区間路線が同5.89倍となった。また、座席利用率は全体が69.6%(同9.4ポイント増)、国内路線が70.2%(同8.3ポイント増)、国際路線が62.6%(同32.1ポイント増)、地区間路線が65.1%(同24.9ポイント増)となっている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

中国国際航空、23年1〜3月期は旅客輸送回復で赤字が縮小